注文住宅の資料請求をしたい!3つの方法としつこい営業を回避するコツも紹介
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注文住宅の資料請求をしたい!3つの方法としつこい営業を回避するコツも紹介

注文住宅を建てるとなったとき、ハウスメーカー選びで活用できるのが資料請求です。無料で複数会社のカタログを取り寄せてデザインや仕様を比較できます。 一方で、資料請求することでしつこい営業がかかることもあります。あまりこだわりなく、数多くの資料請求をするほどその可能性は高くなるでしょう。 資料請求を有効活用し、できるだけ関係のない会社からの営業を避けるためには、希望条件に合う会社に絞ることも大切です。 この記事は、資料請求するメリット・デメリットからうまく活用するための準備、しつこい営業を回避するコツまで解説します。

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注文住宅の資料請求する3つの方法

最初に、注文住宅の資料請求する3つの方法について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを含めて解説します。

  1. 公式ホームページから取り寄せる
  2. 住宅展示場で入手する
  3. 注文住宅の資料一括請求サイトを利用する

公式ホームページから取り寄せる

1つめは、ハウスメーカーや工務店の公式ホームページから請求する方法です。

ハウスメーカーによっては、カタログだけでなく、家づくりの流れや資金計画が分かる冊子なども一緒に請求でき、間取り・見積もりサービスを提供している会社もあります。

ただし、毎回、住所氏名や電話番号、メールアドレスなど個人情報の入力が必要なため、数多くの資料請求をしたい場合は、手間と時間がかかります。

また、ハウスメーカーのなかには営業担当がカタログを持って訪問することもあり、資料請求だけを希望する場合、その旨をしっかりと記載することが必要です。

公式ホームページからの資料請求は、候補となる会社を絞れる程度に、建てたい家のイメージや仕様、価格帯などが決まっている場合は有効な方法です。ハウスメーカーの特徴や営業担当者の対応などもより詳しく知ることができるでしょう。

住宅展示場で入手する

2つめは、住宅展示場で入手する方法です。

住宅展示場に行けば実際の建物を体感できるとともに、カタログなどの資料をもらうこともできます。資料と照らし合わせながら、実際のデザインや内装、設備などについて担当者の説明を受けながら体感できる点はメリットといえるでしょう。

特に、候補となる依頼先が絞れている場合は、構造や仕様、アフターサービスなど他のハウスメーカーとの違いを含めて直接質問もできるため有効な方法といえます。

ただし、住宅展示場では、基本的にカタログだけをもらうことはできません。資料をもらうことが目的としても、来場者のアンケートに記入し、営業担当の説明を聞きながら見学した上で受け取れることが一般的です。

そのため、イメージや希望条件が絞り込めておらず、まずは資料請求していろいろな会社の情報を比較したいという意味では、時間がかかり非効率といえます。

注文住宅の資料一括請求サイトを利用する

3つめは、注文住宅の資料一括請求サイトを活用する方法です。

注文住宅の資料を一括請求できるサイトは、「LIFULL HOME’S」「家づくりのとびら」「タウンライフ」などさまざまなサイトがあります。

例えば、「LIFULL HOME’S」では、エリアや構造、住宅性能、住宅イベントなどでハウスメーカーを検索でき、希望条件に絞った住宅会社の資料請求が可能です。1度に複数の会社の資料請求ができる点はメリットといえます。

また、間取りや見積もり作成などのサービスが受けられたり、家づくりのコーディネーターに、資金計画などの無料相談ができるサイトもあります。

ただし、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報の入力は必要であり、営業電話やメールがくることはあります。

また、サイトによって提携しているハウスメーカーの数が異なるため、資料請求する選択肢として必要十分かを確認することが必要です。

注文住宅で資料請求するメリット

注文住宅の資料請求するメリットとして、どういった点が考えられるのでしょうか。

  1. 事前に複数社を比較・検討できる
  2. ハウスメーカーを絞り切れていない場合に便利
  3. 自宅から24時間請求できる
  4. 対面で営業をかけられない・じっくり検討できる
  5. 数多くの資料を見ることで知らない情報・希望条件が見つかる
  6. 家づくりの冊子などの特典をもらえることもある

事前に複数社を比較・検討できる

資料請求することで、複数のハウスメーカーを効率的に比較・検討できる点はメリットといえます。

例えば、こだわりの構造や工法、あるいは建物デザインなどが決まっており、条件に該当するハウスメーカーのカタログで比較することで、より違いが明確になり選びやすくなるでしょう。

また、標準仕様に含まれるものは各社異なりますので、価格を比較する際にも役立つでしょう。

ハウスメーカーを絞り切れていない場合に便利

ハウスメーカーを絞り切れていない場合は、資料請求のメリットは大きいといえます。

ハウスメーカーを選ぶ条件は、デザインや構造、住宅性能、仕様、価格帯などさまざまです。さまざまなカタログを見ることで、建てたい家のイメージやこだわりたい条件などが決まりやすくなります。

自宅から24時間請求できる

公式ホームページや一括資料請求を活用すれば、24時間いつでも資料請求できます。仕事や日々の生活が忙しくなかなか家づくりが前に進まないという方もいるでしょう。

自宅から気軽に資料請求できる点はメリットといえます。

対面で営業をかけられない・じっくり検討できる

ホームページや一括資料請求であれば、対面で営業をかけられることはありません。まだ、建てたい家のイメージや資金計画などがはっきりしておらず、まずは、各社のカタログを見てじっくり検討したい方には資料請求が便利です。

資料請求せずにハウスメーカーのモデルルームや住宅展示場、完成見学会に行くこともできますが、営業担当からさまざまな質問や提案を受ける可能性は高いでしょう。

自分のペースで知識を得ながらじっくり進めたい方には、資料請求のメリットは大きいといえます。

数多くの資料を見ることで知らない情報・希望条件が見つかる

資料請求で数多くのカタログや事例集などを見ることで、知らない情報やこれまで気づかなかった希望条件が見つかることもあります。

ハウスメーカーを決めるといっても、各社の特徴はさまざまです。のちのち後悔しないためにも、数多くの選択肢から依頼する会社を決めることが大切です。

数多くのハウスメーカーのカタログや資料を見ることで、注文住宅を建てるうえでどのような選択肢があるか、知らない情報や希望条件が見つかる場合もあります。

家づくりの冊子などの特典をもらえることもある

ハウスメーカーによっては、資料請求すると、各社のカタログや建築事例だけでなく、家づくりの流れや次世代の住まいに関する情報など、注文住宅で役立つ冊子がもらえます。

共働き世帯の家づくりのノウハウや二世帯同居のプラン集、平屋の間取りポイントなど、家族構成や建てる家にあわせた資料を提供しているサイトもあります。

注文住宅で資料請求するデメリット

メリットもある注文住宅の資料請求ですが、デメリットとなり得ることもあります。

  1. 迷う原因になることがある
  2. カタログのグレードが高く参考にならない場合がある
  3. サイトに登録されていない会社もある
  4. 資料請求で営業担当が決まってしまう場合がある
  5. しつこい営業をされる可能性がある
  6. 理想があがり予算が増える可能性がある

迷う原因になることがある

資料請求し過ぎると迷う原因となる場合もあります。ハウスメーカーそれぞれに特色があるなか、100%希望する条件と合う会社を見つけるのは難しいでしょう。

カタログを見過ぎると、あれもこれもと目移りしてなかなか決められない場合もあります。

ある程度、希望する条件やイメージを明確にしたうえで資料請求しなければ、迷うだけでなかなかハウスメーカーを絞り切れない可能性もあります。

カタログのグレードが高く参考にならない場合がある

カタログに掲載されているグレードが高く、資料請求したもののあまり参考にならない場合もあります。

予算的に余裕がある場合は別ですが、予算からハウスメーカーを選ぶ場合は、価格帯も意識しながら資料請求することが大切です。

サイトに登録されていない会社もある

一括資料請求サイトは、1度で複数のハウスメーカーの資料請求ができ便利ですが、サイトに登録されていない会社もある点をしっかり理解しておくことも大切です。

資料請求できるのは、一括資料請求サイトが提携するハウスメーカーだけですので、地域によっては提携会社数が少ない場合もあります。

住宅会社を決めるうえで、条件やイメージに合う会社の情報を集め、その中から比較・検討することが必要です。

地域のハウスメーカーや工務店などの情報もあわせて収集しましょう。

資料請求で営業担当が決まってしまう場合がある

これはデメリットというよりも注意点ですが、資料請求した時点で営業担当が決まっている場合があります。

基本的に、営業担当を指定することは難しく、最初から営業担当の経験やスキル、相性を判断することも難しいでしょう。

もし、担当が合わなければ、しっかりと理由を示したうえで変更の希望を伝えることも大切です。

しつこい営業をされる可能性がある

資料請求は自宅から手軽にできますが、営業される可能性もあります。

以前と比べると、コンプライアンスや企業イメージを重視し、しつこい営業は少なくなってきていますが、メールや電話、訪問など営業される可能性はあります。

理想があがり予算が増える可能性がある

ハウスメーカーのカタログでは、ハイグレードは仕様や設備を積極的に取り入れられていることも少なくありません。

グレードが高い間取りや仕様にこだわり、マイホーム予算が上がり過ぎないように注意しましょう。

反対に、住宅展示場でも同様ですが、イメージを膨らませてハウスメーカーを決めたものの、ハイグレードな価格帯で建てることが難しくなる場合があります。完成した家が当初のイメージとかけ離れたものだったということもあります。

注文住宅の資料請求をうまく活用する準備

では、注文住宅の資料請求をうまく活用するためには、どのような準備が必要なのでしょうか。

主に準備すべき4つのことを紹介します。

  1. 求める条件・優先順位を整理しておく
  2. 資金計画を明確にしておく
  3. 各メーカーを比較するポイントを押さえる
  4. カタログの種類を知っておく

求める条件・優先順位を整理しておく

予算の範囲内におさめながら理想の注文住宅を建てるには、予算をかける部分とそれ以外のメリハリをつけることが大切です。そのためには、家族で話し合い、求める条件や優先順位を整理しておきましょう。

  1. 家の広さ
  2. 外観スタイル・イメージ
  3. ライフスタイル
  4. 自由設計もしくはセミオーダーでも可能か
  5. 間取り
  6. 構造・工法
  7. 住宅性能
  8. 住宅設備の優先順位 など

家づくりの条件は数多くありますが、優先順位や方向性を決めておくことで、資料請求するハウスメーカーを絞り込めれば、効率的に家づくりを進められます。

資金計画を明確にしておく

資金計画を明確にしておくことが大切です。

まず無理のないマイホーム購入予算を決めることが必要です。注文住宅の費用は、土地から購入する場合、土地代金のほか建物建築費、諸費用が必要です。

建物の工事費用については、本体工事費のほか、給排水菅の引き込み工事や外構工事などの付帯工事費があります。住宅ローン手数料や登記費用、印紙税や消費税(建物)などの諸費用も考える必要があります。

総予算を決め、土地代金、建物建築費、諸費用にかかるイメージを持つことが大切です。

また、土地から取得する場合は、土地代金と建物代金のかけ方によって、建てられる家が絞られ、検討対象となるハウスメーカーが変わることもあるでしょう。

ローコストハウスメーカーから中堅ハウスメーカー、大手ハウスメーカー、地域密着の工務店などで価格帯は異なりますので、建物にかけられる予算をある程度把握しておくことは重要です。

なお、LIFULL HOME’Sのサイトでは、ハウスメーカーごとに坪単価の目安や参考本体価格が紹介されていますので、資料請求の前に参考にしてもよいでしょう。

各メーカーを比較するポイントを押さえる

ハウスメーカーを比較するポイントを押さえることが大切です。主な比較ポイントは次のとおりです。

  • 外観デザイン
  • 工法。構造
  • 住宅性能(断熱性や耐震性、気密性など)
  • 保証・アフターサービス
  • 価格帯

カタログをみるときも、比較するポイントが明確であれば効率的に検討できるはずです。

一般的に、ハウスメーカーのそれぞれの商品ごとに標準仕様が定められています。標準仕様に含まれていないものは、別途オプション費用がかかることが多くなります。

価格帯をみるときは、標準仕様の構造や工法、外壁・屋根材の仕様が何か、オプション工事になるものは何かを意識しながら見るとよいでしょう。

カタログの種類を知っておく

資料請求する際に、ハウスメーカーによってさまざまなカタログがありますので、カタログの種類を押さえておきましょう。

  • 総合カタログ
  • 建築実例
  • 間取りプラン集
  • 技術カタログ(構造・住宅性能など)
  • 商品カタログ(設備・エクステリアなど)

こだわるポイントや比較したい情報を中心に希望するカタログを請求してください。

資料請求後のしつこい営業を回避する3つのコツ

資料請求は手軽にできますが営業を受けることがあります。ここでは、しつこい営業を回避する3つのコツについて解説します。

  1. 連絡方法や希望時間・NG行為をはっきりと伝えておく
  2. 資料請求する数を絞る
  3. 資料請求後に理想と合わない場合ははっきり断る

連絡方法や希望時間・NG行為をはっきりと伝えておく

資料請求する際に、連絡方法や連絡可能な時間帯、訪問NGなど希望する条件をはっきり伝えておくことが大切です。

公式ホームページや一括資料請求する場合は、備考欄や自由記述欄に書き込むようにしましょう。もし、資料請求時に伝えられなくても、初回のメールや電話などのアプローチがあった際にしっかり伝えてください。

特に、資金計画もはっきりしておらず、長期的に考えている場合は、その旨も含めておくべきです。そうすることで、見込み客からは遠いと判断して積極的な営業はかからないこともあります。

資料請求する数を絞る

建てたい家のイメージが明確でない段階では、どの会社の資料を請求するかも定まらず、資料請求の数が増えやすくなります。

ただし、資料請求の数が多ければ多いほど、ハウスメーカーからのアプローチや営業は増えるため、できるだけ資料請求の数を絞ることが大切です。

先に紹介したように、注文住宅に求める条件や優先順位を家族で話し合い、できるだけ整理することで、希望に近いハウスメーカー5〜10社程度に絞ったほうがいいでしょう。

また、予算、資金計画を明確にすることで、価格帯と求める広さから考えて価格帯が合わないハウスメーカーは外すようにしてください。

資料請求後に理想と合わない場合ははっきり断る

複数の会社のカタログを比較・検討した結果、理想や価格帯が合わないハウスメーカーもあります。その場合、理由も含めてはっきりと断ることが大切です。

最終的には、希望条件に近い住宅会社2~3社の相見積もりをとり決めるケースが多いです。ハウスメーカーを絞るために、予算や希望条件を明確にしておいてください。

もし、他社と具体的な打ち合わせに入っていれば、その旨もしっかり伝えて断るようにしましょう。

まとめ:資料請求をうまく活用して理想的な注文住宅を建てよう

注文住宅の資料請求は、気軽に効率よく複数のハウスメーカーの情報を集められる点はメリットですが、何も準備しなければ、逆に迷ったり、検討の対象となる会社以外からの営業を受けたりする可能性もあります。

そのため資料請求する前には、マイホーム予算をしっかりと決め、希望する条件や優先順位をできるだけ明確にしておくとよいでしょう。

注文住宅は、分譲住宅や中古住宅と比べて、同じ仕様や規模でも自由度が高い分、予算は膨らみやすく、当初予算よりオーバーすることも少なくありません。

資料請求を有効活用するためには、必要な準備をしっかりすることが大切です。

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吉満 博

吉満 博

ゼネコン、ハウスメーカーで建築設計に従事後、自身の住宅購入をきっかけに不動産売買事業を始める。不動産の購入から売却まで出口戦略、資産性踏まえた長期の視点で不動産コンサルティング・売買仲介サービスを提供。これまでの実務経験を活かし、2023年から不動産・金融メディア中心にライターとしても活動。自身のサイトで不動産売買や住宅ローン等のお役立ち情報発信。

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