建売住宅の内装の失敗しない選び方!おしゃれに変える秘訣も紹介
建売住宅の購入を検討している方のなかには、内装にこだわって選びたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、具体的にどのような点を意識して選べばよいかわかりにくいのも事実です。 そこで本記事では、建売住宅の内装を選ぶ際におさえておきたいポイントを詳しく解説します。失敗しやすい注意点や購入した建売住宅をおしゃれに変える秘訣も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
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建売住宅の内装の特徴
おしゃれな物件を選ぶためにも、まずは建売住宅の内装の主な特徴を確認しておきましょう。
- 壁紙(クロス)
- 床材
- 建具
- 照明
- 設備
- 造作
ここでは上記6つに分けてそれぞれ詳しく解説します。
建売住宅の内装の特徴:壁紙(クロス)編
建売住宅の内装には、基本的にホワイトやベージュのクロスが使用されることが多いです。ホワイト系の色はどのようなデザインの家具にもあわせやすく、好みが分かれにくいためです。また、空間を明るく開放的に見せる効果があり、清潔さも感じられます。
物件によっては、部屋の一面だけグレーや青色のアクセントクロスにしていたり、トイレのなかだけ柄物のクロスを使っていたりすることもあります。
建売住宅の内装の特徴:床材編
建売住宅で使われている代表的な床材は、以下のとおりです。
床材の種類 | 特徴 |
---|---|
フローリング |
|
クッションフロア |
|
タイルカーペット |
|
タイル |
|
このほか、和室付きの物件の場合は畳が設置されますが、メンテナンスが大変なため本格的な畳を使用することは少なくなっています。
代わりに、最近の建売住宅では表面がプラスチックでできた「樹脂畳」が用いられることが多いです。樹脂畳は水や虫に強く、フローリングに近い感覚でメンテナンスできると人気です。
どの床材もデザインバリエーションが豊富で、物件によってさまざまな色合いの床が見られます。床は面積が広く内装を印象づける重要な要素なので、物件を選ぶ際には特に注目して見ておきましょう。
建売住宅の内装の特徴:建具編
建具とは、扉や窓などの開口部に取り付けられているものの総称です。建具には出入口や間仕切りとしての役割だけではなく、内装にアクセントを加える重要な役割もあります。
建売住宅では、基本的に床の色にあわせて建具の色を選ぶ傾向があります。床と同系色にまとめることで部屋全体に統一感が生まれるうえに、白い壁との対比でおしゃれに見えるためです。
また、部屋を広く見せるために、壁の色にあわせてホワイト系の建具を取り入れているケースもあります。人によって好みが分かれるので、内覧時に実物を確認してみましょう。
建売住宅の内装の特徴:照明編
建売住宅の内装で見落としやすいもののひとつが照明です。
一般的に、建売住宅では配線工事と照明を取り付ける金具の設置までが完了した状態となっており、照明器具本体は購入者が手配します。
照明にはシーリングライトやペンダントライトなどのさまざまなデザインがあり、電球色や昼白色などの色味の好みも分かれるためです。
ただし、ダウンライトは天井に器具を埋め込む必要があるので、事前に設置された状態で販売されている物件が多いです。内覧する際は、どこに照明が設置されているのかを確認しておくとよいでしょう。
建売住宅の内装の特徴:設備編
建売住宅に標準で設置されている設備は、以下4つです。
- キッチン
- 洗面台
- トイレ
- 浴室
キッチンのサイズは間取りによって決まり、面材の色は基本的に内装と調和するようコーディネートされています。また、洗面台やトイレは、清潔感のあるホワイトを選んでいることが多いです。
浴室の浴槽はホワイトとなっていることが大半ですが、壁の色をホワイト一色で仕上げている物件もあれば、一面だけ色を変えて変化をつけている物件もあります。水まわりのなかでも物件ごとに違いが出やすい場所といえるでしょう。
なお、エアコンは標準設備ではなく、オプションとなることが多いです。購入後に別途手配する必要があるため、予算や入居スケジュールを考えて準備しておきましょう。
建売住宅のオプションについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
建売住宅の内装の特徴:造作編
造作とは家の内部の仕上げ工事を指す言葉で、壁を加工して取り付けるカウンターやニッチ収納(壁に埋め込む形の収納)などをまとめて「造作家具」と呼びます。
一つひとつ手作業で加工する造作家具は手間やコストがかかり、一度施工するとあとから簡単に撤去できないことから、建売住宅ではあまり取り入れられていません。
ただし、部屋の雰囲気に調和しやすくサイズもぴったり合うというメリットがあり、内装が個性的な住宅会社の物件や高価格帯の物件で見かけることもあります。
造作家具がある物件かどうかは間取り図から判断しにくいので、内覧した際に意識してチェックするとよいでしょう。
建売住宅の内装の失敗しない選び方
建売住宅の内装を選ぶ際に失敗しないためのポイントは、以下5つです。
- 好みのインテリアスタイルで内装を選ぶ
- 掃除しやすさで内装を選ぶ
- 内装と家具をセットで購入できる建売住宅を選ぶ
- 内装をインテリアコーディネーターに相談できる建売住宅を選ぶ
- どうしても見つからなければ内装を変更できる建売住宅を選ぶ
順番に詳しく見ていきましょう。
好みのインテリアスタイルで内装を選ぶ
いきなり建売住宅を個別に見ていくと迷いやすいので、先にインテリアの方向性を決めることがポイントです。SNSや雑誌などから好みのインテリアの事例を集めてみて、どのような雰囲気の部屋にしたいのかをイメージしてみるとよいでしょう。
人気のインテリアスタイルとしては、以下のようなものが挙げられます。
インテリアスタイル | 特徴 |
---|---|
モダン |
おすすめの内装
|
北欧 |
おすすめの内装
|
ナチュラル |
おすすめの内装
|
ホテルライク |
おすすめの内装
|
どのインテリアスタイルも、シンプルな内装の物件を選べば比較的あわせやすいです。床や建具の色が目立つ物件の場合は、好みのインテリアスタイルに合うかどうかを慎重に検討してから選びましょう。
また、内装だけではなく、外観のテイストも好みのインテリアスタイルに合っていると理想的です。建売住宅の外観の選び方については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
建売住宅の外観をおしゃれにしたい!選び方と変える5つの方法を紹介
掃除しやすさで内装を選ぶ
どれだけ気をつけていても、毎日生活していると壁や床が汚れたり傷付いたりするのは避けられません。見た目や雰囲気で内装を選ぶことも大切ですが、掃除しやすいかどうかという目線でチェックすることも忘れないようにしましょう。
特に、最近は建具や床、設備までホワイトで統一した建売住宅が人気ですが、ホワイトは比較的汚れが目立ちやすい色です。
内覧時には、ダイニングスペースや玄関の手を付く場所などの汚れやすい場所を直接触って確認し、汚れを拭き取りやすい素材かどうかを確認しておきましょう。
また、ホワイトにも色味の幅があるので、比較的汚れが目立ちにくいオフホワイトやベージュ寄りのホワイトを使用している物件を選ぶのもおすすめです。
内装と家具をセットで購入できる建売住宅を選ぶ
建売住宅のなかには、ソファやテーブルなどの家具が備え付けられた状態で販売されている物件があります。
プロのコーディネーターが内装にあわせて選んだ家具を丸ごと購入できるので、家具の選び方がわからない方や自分で選んで失敗したくないという方はぜひ検討してみてください。
家具付きの物件を探すには、物件情報サイトで「家具付き」とキーワードを入力して検索したり、不動産会社に直接聞いてみたりするとよいでしょう。
ただし、購入できる家具は内覧で不特定多数の人が触れていたり、中古品だったりすることが多いです。家具付きの物件を選ぶ場合は、家具に気になる傷や汚れが付いていないかを細かくチェックしておきましょう。
内装をインテリアコーディネーターに相談できる建売住宅を選ぶ
建売住宅はプランの打ち合わせが不要なため、購入時に設計士やインテリアコーディネーターが立ち会うことは少ないです。
不動産会社の営業担当者には相談できますが、内装が家具やカーテンに合うかどうかといったインテリアに関する内容は専門外であることも少なくありません。
そのため、内装選びに失敗したくない方は、インテリアコーディネーターが在籍している住宅会社の物件を探すのがおすすめです。
インテリアコーディネーターに相談できれば、物件を選ぶ際に「好みのインテリアの部屋にできるか」という目線からアドバイスがもらえます。
また、希望のイメージを伝えればカーテンレールや照明の変更といったおすすめのオプションも提示してもらえるので、安心して入居準備を進められるでしょう。
どうしても見つからなければ内装を変更できる建売住宅を選ぶ
内装はクロスや建具、床材といったさまざまな要素の組み合わせで構成されているため、ぴったり好みに合う物件がなかなか見つからないこともあるでしょう。さらに、建売住宅は内装だけではなく、間取りや立地といったほかの条件も考慮しながら選ぶ必要があります。
どうしても希望の物件が見つからなければ、内装を変更できる物件を探してみましょう。
例えば、まだ工事を始めていない物件であれば、設備や床材を変更できることが多いです。また、オプションの自由度が高い住宅会社の場合、クロスや建具の色を部分的に変更できることもあります。
まずはできるだけ好みに近い物件を探し、その物件を建てた住宅会社に問い合わせてみてください。オプションでできることを教えてもらえたり、条件に合うほかの物件を紹介してもらえたりする可能性が高いです。
建売住宅の内装をおしゃれに変える秘訣
ここからは、購入した建売住宅の内装をおしゃれに変える秘訣を紹介します。
- 内装にあわせて家具をコーディネートする
- 内装にあわせてカーテンをコーディネートする
- 内装にあわせて照明をコーディネートする
- 内装にあわせてインテリア小物をコーディネートする
- 内装をDIYでおしゃれに変える
毎日過ごすのが楽しくなるマイホームにするためにも、ぜひ参考にしてください。
内装にあわせて家具をコーディネートする
建売住宅の内装を魅力的に見せられるかどうかは、家具の選び方で決まるといっても過言ではありません。以下のポイントをおさえて、家具をおしゃれにコーディネートしてみましょう。
家具の色 |
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---|---|
家具の素材 |
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家具の高さ |
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家具の幅 |
|
家具の配置 |
|
おすすめは、お気に入りのメーカーを見つけてシリーズ商品でそろえることです。
例えば、同じ木製家具であってもメーカーによって微妙に色味が異なり、近くに配置すると違和感を感じることがあります。同じメーカーであればそのような心配もなく、自由に組み合わせられるでしょう。
また、メーカーの担当者に間取り図を見せてアイテム選びやレイアウトを相談するのもおすすめです。
建売住宅の間取りで見るべき5つのポイントとは?おすすめ事例も紹介
内装にあわせてカーテンをコーディネートする
カーテンは面積が大きいため、こだわって選べば部屋の印象を大きく変えられます。おしゃれな部屋にするには、内装とカーテンの色が「配色の黄金比」となるように選びましょう。
配色の黄金比とは、複数の色を組み合わせた際に美しく整って見える比率です。建売住宅の場合は、以下のように色を配分すると黄金比率になりやすいです。
色 | 配分 | 用いる場所やアイテム |
---|---|---|
ベースカラー | 70% |
|
アソートカラー | 25% |
|
アクセントカラー | 5% |
|
カーテンにはアソートカラーを用いたいので、ソファやテーブルといった大きめの家具と同系色になるようコーディネートするとよいでしょう。
また、一般的なカーテンだけではなく、ロールスクリーンやブラインドを取り入れて個性を出すのもおすすめです。
内装にあわせて照明をコーディネートする
照明は、建売住宅において比較的自由に変えられる要素のひとつです。こだわって選べば内装を魅力的に演出できるので、以下のポイントを意識しておしゃれにコーディネートしてみましょう。
照明器具の形 |
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---|---|
照明の方向 |
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照明の色 |
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照明の数 |
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また、最近は音声やスマートフォンから遠隔で操作できる「スマートライト」も人気です。日中と夜間で自動的に明るさや色温度を調節してくれる商品もあるので、ぜひ取り入れてみてください。
内装にあわせてインテリア小物をコーディネートする
家具やカーテンなどの基本のインテリアを整えたら、内装にあわせた小物をプラスしていきましょう。
例えば、観葉植物をデスク周りや部屋の角に置いたり壁にアートを飾ったりすると、手軽におしゃれな印象へ変えられます。
また、雑貨を飾る場合は、三角形を意識して並べてみてください。背の高いアイテムの左右に背の低いアイテムを置くと変化のある見た目になり、真ん中のアイテムを前後どちらかにずらすと奥行きが生まれます。
なお、建売住宅はLDKの収納が少ない物件が多いので、キッチン用品をおしゃれなアイテムでそろえておくとよいでしょう。見える場所に置いていても生活感が出にくく、おしゃれな雰囲気を保てます。
内装をDIYでおしゃれに変える
建売住宅の内装をさらにおしゃれにするには、部分的にDIYでつくり変えるという方法もあります。
- 白い壁を好みのクロスに貼り替えて「建売感」を消す
- 元の床材のうえに好みのフロアタイルやクッションフロアを敷く
- 設備の面材にリメイクシートを貼り付けて色や柄を変える…など
最近は100円均一やネットショッピングで手軽にDIY用品を入手できるので、気になる部分がある方は小さなところから試してみるとよいでしょう。
ただし、元の内装のうえから床材やクロスを貼り付けると、湿気や汚れが入り込んでカビが生じる恐れがあります。
また、位置がずれたり失敗したりしてやり直そうとした際に元の内装材を傷める可能性があるので、不安な方は無理せずプロの内装会社に依頼することも検討してみてください。
おしゃれな内装がおすすめのSHIROの建売住宅3選
ここからは、新築・デザイン住宅SHIROが提供する建売住宅のなかから、特におしゃれな内装がおすすめの物件を厳選してご紹介します。
インテリアスタイルが異なる事例をピックアップしたので、ぜひ好みの物件を見つけてみてください。
事例1:ナチュラルスタイルの内装の建売住宅
明るい色味の木目フローリングと石目調のキッチンの壁が特徴的な建売住宅です。内装にあわせて木製家具とグレーのソファを配置し、ナチュラルスタイルのインテリアに仕上げています。
自然を感じさせるナチュラルスタイルには、観葉植物がよく似合います。この物件のように大きめの植物をアクセントとして取り入れ、鉢の色を内装の色と統一するのがおすすめです。
また、ダイニングの照明にペンダントライトを選んだことで、色が少なくても変化のある空間になっています。クロスにあわせてホワイトのレンジフードを設置しており、キッチンに圧迫感がなく開放的に見える点もポイントです。
事例2:スタイリッシュでモダンな内装の建売住宅
石目調のフローリングとブラックの建具が特徴的な建売住宅です。内装のシックな雰囲気にあわせて間接照明やダウンライトを取り入れ、高級感のある部屋に仕上げています。
家具や小物は、モダンスタイルを意識してシンプルなアイテムを選ぶとよいでしょう。また、できるだけ家具を置かずに生活感をおさえ、ホテルライクに仕上げるのもおすすめです。
やわらかい雰囲気をプラスしたい場合は、落ち着いた色味の木目柄アイテムなどを取り入れてみてください。木の風合いにより、ほどよい抜け感を演出できます。
事例3:北欧スタイルが似合う内装の建売住宅
建具や設備をすべてホワイトで統一した建売住宅です。南向きのLDKで日当たりもよく、明るく清潔感のある空間になっています。
また、フローリングに近い色味の木製家具を取り入れたことで、統一感のある北欧インテリアに仕上がりました。北欧スタイルを好む方は、この家のように丸みを帯びたアイテムを選ぶのがおすすめです。
カーテンや雑貨で黄色や青といった差し色を加えると、より元気で明るい印象になります。内装がシンプルなので、多少攻めた色の家具でコーディネートしてもおしゃれにまとまるでしょう。ぜひオリジナルのマイホームをつくり上げてみてください。
おしゃれな内装の建売住宅ならSHIRO
新築・デザイン住宅SHIROでは、線を少なく、スッキリとした内装にこだわり建売住宅を設計しています。
ただシンプルなだけではなく住む方が自由に家具を選べるような余白のあるデザインなので、おしゃれなインテリアにこだわりたい方にもきっとご満足いただけるはずです。
希望の物件が決まれば、設計士やインテリアコーディネーターがイメージをヒアリングして必要なオプションをご提案することも可能です。
見学のご予約も随時受け付けておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
まとめ:内装がおしゃれな建売住宅で理想の新生活を始めよう
建売住宅の内装を選ぶ際は、失敗しないためにもまずインテリアの方向性を決めておきましょう。置きたい家具の色が決まれば、床や建具の色が似合うかどうかで物件を絞り込めます。
購入後にオリジナルのおしゃれなマイホームにつくり変えたい方は、インテリアを自由にコーディネートできるシンプルな内装の物件がおすすめです。
ただし、毎日生活しているとどうしても汚れたり傷付いたりしてしまうので、掃除しやすいかどうかも考えながら選びましょう。
ぜひ本記事を参考にして、理想の内装の家を見つけてみてください。
吉本えり
二級建築士・整理収納アドバイザー1級資格保有。大学院まで建築学を専攻し、ハウスメーカーでの勤務を経てWebライターとして独立。建築、不動産、インテリアなど住まいに関する記事を執筆しています。執筆実績100記事以上。
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