デザイン住宅の玄関をおしゃれに!アイデアやインテリア・建築事例も紹介
家づくりのなかで玄関は、住宅の顔となって家の第一印象を決める大事な部分です。しかし、間取りを考えるなかで、他の居室より後回しになることも少なくありません。 また、玄関は、限られたスペースで収納や採光、各居室までの生活動線などを考えなければならないため設計上難しくなるケースもあります。 デザイン住宅を建てるうえで、アプローチを含めた玄関の外観あるいは内装をおしゃれに演出することは大切です。 この記事では、おしゃれな玄関にする6つのコツと玄関を演出するアイテムについて解説するとともに、玄関のプランニングにおいて注意すべき点を紹介します。
目次
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デザイン住宅の玄関をおしゃれにする6つのアイデア
はじめに玄関をおしゃれにするための6つのコツについて紹介します。
- デザインの統一感や組み合わせにこだわる
- 収納計画をしっかりと考える
- 採光を確保する
- 広い玄関土間を取り入れる
- 照明にこだわる
- 玄関を隠す外観デザイン
デザインの統一感や組み合わせにこだわる
おしゃれな玄関を演出するために、デザインや配色のに統一感にこだわることが大切です。
モノトーンを中心とした落ち着いた玄関に仕上げたい場合であれば、白や黒で統一、あるいは白と黒、白とグレーの落ち着いた配色を組み合わせるなど統一感を出すことが考えられます。
収納や手すり、小物などにステンレスやスチールなどの無機質な材料を使用してスタイリッシュな雰囲気を出すこともできます。
また、和風テイストに演出するとすれば、和のデザインの照明を取り入れる、あるいはい草のマットを採用するなど、さらに北欧テイストであれば白を基調に木の素材を取り入れると、統一感のあるおしゃれな玄関を演出できるでしょう。
収納計画をしっかりと考える
おしゃれな玄関にするには、収納計画にこだわることも大切です。
靴や傘などが入りきらず出しっぱなしだとすっきりしないうえ、生活感が出てしまいます。そのため、家族構成や趣味、ライフスタイルに合わせ、必要な収納量を確保することが必要です。
出かけるときや帰宅の際に、玄関に置いておきたいアイテムをリストアップするなどして、それぞれの置き場所を考えるのもおすすめです。
また、ベビーカーや自転車などを玄関に収納する場合、収納の仕方で玄関の雰囲気は変わります。比較的余裕のある玄関スペースを確保できるのであれば、日常出入りする玄関とベビーカーや自転車などを収納しながら出入りできる動線を設けることも考えられます。
採光を確保する
玄関スペースでの失敗例として、思った以上に暗いイメージになることがあります。
必要な採光面積が定められている居室ほど玄関の採光計画にこだわることは少ないため、設計段階から意識しながら進めるとよいでしょう。
玄関の採光を確保する方法はいくつかあります。
- 吹き抜けの玄関
- 採光窓や補強ガラスの入った玄関ドアの採用
- 玄関を配置する方角
- 明るい色の内装など
採光が確保しやすい吹き抜けの玄関は、開放感がありおしゃれな玄関にできる一方で、2階の居住スペースが少なくなる、あるいは耐震性への影響なども考える必要があります。
また、玄関ドアの選択では、採光だけでなく防犯性にも配慮しながら検討する必要があります。
広い玄関土間を取り入れる
広い玄関土間を取り入れることで開放的な玄関にできるだけでなく、趣味や作業を楽しめるスペースにもできます。
あるいは、おしゃれな椅子やスツールを置いて、来客時のちょっとしたコミュニケーションの場とするなど活用用途は広がります。
また、吹き抜けの玄関土間にすれば、風や光、空気の流れを感じられる空間を体感することができます。
ただし、玄関土間は、夏は涼しい一方、冬は寒暖差で結露が生じやすいスペースなので、調湿性のある建材を使用したり、断熱対策について考えることも必要です。
照明にこだわる
おしゃれな玄関にするために照明器具のデザインや光の視覚効果など照明計画にもこだわりましょう。
照明のデザイン性を重視する場合、シャンデリアやデザイン性の高いペンダントライトなどが考えられます。玄関に入ったときの、おしゃれな照明が玄関そのものの印象を左右するでしょう。
一方、照明そのもののデザインではなく、光を見せる演出もあります。目につきにくい間接照明やダウンライトを採用することで、シンプルですっきりとした玄関にも仕上げられます。
玄関収納、あるいは上がり框に沿って間接照明を設置し、そこから漏れる光は玄関の雰囲気を大きく変えられるでしょう。
玄関を隠す外観デザイン
玄関部分が外から見えないような外観デザインも人気です。
外壁の外側にシンプルかつスタイリッシュな装飾の壁を設けた外観デザインは、玄関を隠すと同時に生活感を消すことができます。
また、正面から見て側面の壁に玄関ドアを設置する死角を利用した外観デザインもあります。建物形状によって、奥行や立体感を感じさせるスタイリッシュなエントランスにすることもできます。
外壁と玄関ドアの素材感が違う場合でも、統一的な外観デザインにしやすい点が特徴です。
デザイン住宅でおしゃれな玄関を演出するインテリア
ここでは、おしゃれな玄関を演出するために活用できるアイテムをいくつか紹介します。
- 手洗い場
- シューズクローク
- ウッドデッキ
- 植栽・観葉植物
手洗い場
玄関のワンポイントとして、手洗い場を設けることが考えられます。
玄関や建物のデザインに合わせて、洗面ボウルや洗面台、さらにミラーや水栓がセットになっているアイテムを組み合わせて、ちょっとしたホテルライクな空間を演出できます。
狭小の玄関スペースでも設置できる手洗器もあるため、隙間の空間をうまく活用できる商品もあります。
また、玄関のデザインだけでなく、帰宅後の手洗いのために洗面に向かう移動を省けるなど生活動線や感染症対策にも役立ちます。
シューズクローク
玄関土間から続くシューズクロークを配置し収納力を高めることで、生活感を感じさせないおしゃれな玄関ホールを長く維持しやすいでしょう。
家族が多い、あるいはたっぷりと靴を収納したい場合は、ウォークインタイプのシューズインクローゼットを設置するのもおすすめです。
また、玄関のフローリングと土間の両方からアクセスできるシューズクロークを設けることで、外出前と帰宅時の使い勝手をさらに向上させられます。
ライフスタイルにあわせて外出時に必要な小物や衣類などを収納できるシューズクロークを設置するととても便利です。
ウッドデッキ
玄関回りにウッドデッキを設置して個性的な外観の演出もできます。
玄関のドアを開けてすぐのスペースにウッドデッキを設置することで、木の温もりを活かした外観を形にできます。
一定の広さを確保できればエクステリアで演出することもできますし、椅子などを配置し、玄関ポーチを半外部空間として利用できるでしょう。
また、玄関からリビングまで一体型のウッドデッキにする方法もあります。リビングからウッドデッキを合わせた開放的で広々とした空間を感じることができます。
周囲からの視線が気になる場合は、おしゃれな木質系のルーバーを設置して、外観のアクセントにもできるでしょう。
植栽・観葉植物
アプローチから玄関回りまでを、植栽を植えて個性的な外観を演出するのもいいでしょう。
外観デザインのテイストにあわせたシンボルツリーの採用で印象は大きく変わります。和風デザインであれば、松の樹木は建物の外観に風格を与えてくれるでしょう。
また、玄関に観葉植物をおくことで空間のワンポイントになります。スペースに余裕があれば、高さがある観葉植物を設置することで玄関の印象をぐっと変えられます。
デザイン住宅のおしゃれな玄関の事例
ここでは、デザイン住宅の玄関について、いくつか建築事例を紹介します。
外観事例1.白と木で構成されたシンプルかつ温かみのある玄関
奥行をもたせたアプローチと白色の柱が印象的な外観となっています。玄関ドアと軒天、窓の高さを揃え、無駄な線を最小限にするように設計されています。
外観事例2.奥行を感じさせる立体的な空間に配置された玄関
外壁からアプローチ、メールボックスまで白で統一しながら、玄関ドアを側面に配置することでシンプルな建物外観となっています。
1階より2階が張り出したオーバーハンチングから立体感と陰影を感じさせる玄関前の空間となっています。
外観事例3.アプローチから玄関までの一体感を感じる家
勾配のあるアプローチから木質系の外壁材を使用した玄関前までの動線が印象的な外観となっています。
土地に高低差があるものの、外壁の色と統一感を持たせたアプローチの丘を設置してすっきりとおさめられています。
内観事例1.2階へつながる土間玄関が印象的な家
土間玄関に吹き抜けを兼ねた木製の階段を設置することで個性的な空間と生活動線が作り上げられています。
天井までとどく収納や階段下のスペースを有効活用しながら、木質のベンチチェアと観葉植物を置くなど、ちょっとしたコミュニケーションにも使えるスペースになっています。
内観事例2.2WAYで玄関からアクセスできる家
玄関を入ると大きなシューズクロークが設置してあり、整理しやすい空間が設けられています。収納された靴や日用品が見えない工夫がされており、生活感を感じさせない玄関スペースになっています。
内観事例3.天井までたっぷり収納できる玄関
天井までたっぷり収納できる大容量のクローゼットを設置し、ポストの受け口もクローゼット内にもうけることですっきりとした印象の玄関になっています。
デザイン住宅とは?メリット・デメリットや外観・内装のデザイン事例を紹介
デザイン住宅の玄関で注意すべき4つのポイント
ここまでおしゃれな玄関にするためのポイントについて紹介しましたが、デザインだけでなく生活のしやすさや機能性、防犯性など注意すべき点もあります。
- 玄関から居室への動線設計
- 玄関を配置する方角
- 防犯性・機能性にもこだわる
- ガレージから玄関までの移動しやすさ
玄関から居室への動線設計
玄関は間取り上、外部から屋内に入る起点となる場所です。玄関からリビング、洗面、トイレ、階段ホールなど、それぞれの動線によって住みごこちや日々の移動の負担は変わります。
動線を考えるポイントは、学校や仕事あるいは買い物からの帰宅時の動線を具体的にイメージしてみることです。
例えば、買い物から帰宅後の家事動線を考えるとき、玄関からキッチンへの距離、動線は大切です。玄関からキッチン間にパントリーを設計すれば、たどり着くまでの間に必要な片付けを済ませながら進めます。
同様に、仕事や学校から帰宅後の生活動線をライフスタイルにあわせて考えてみるといいでしょう。もし、来客が多い家であれば、来客時の動線や動線上からの視線についても考えてみてください。
玄関を配置する方角
玄関を配置する方角は、全体の間取りや接道する道路の向き、敷地形状なども含めて考える必要があります。
方角それぞれにメリット・デメリットはありますが、従来より日当たりがいい南向きや東向きの玄関は人気です。
ただし、間取り上、南向きや東向きのリビングや居住スペースが確保しにくくならないか注意する必要があります。
西向きは「西日が強く玄関ドアや外壁が劣化しやすい」また北向きであれば「採光を確保しにくい」などのデメリットがあります。一方、東側や南側のスペースにリビングや居室、庭などを配置しやすいメリットもあります。
それぞれの特徴を理解したうえで、防犯性やプライバシー性なども考慮しながら玄関の配置を決めることが大切です。
防犯性・機能性にもこだわる
玄関は外部からの侵入経路の一つです。おしゃれな玄関にこだわるあまり、防犯性がおろそかにならないように注意しましょう。
外観デザインや間取り上、あえて玄関部分を外部から見えないようにすることもありますが、一方で、外からの死角となりやすいため侵入しやすさにつながる可能性もあります。
そのためドアや窓の仕様、鍵の種類などにこだわることも必要です。
鍵穴が2箇所の玄関ドアは、空き巣・泥棒の侵入時間がかかるため防犯対策につながり、ディンプルキーにすることでピッキングの難易度が上がります、
近年、オートロックや電子キーに対応している玄関ドアも増えています。鍵が自動で閉まる、開閉状況をアプリで確認できるなど、防犯性、機能性が高いドアの採用も検討してみましょう。
また、採光を確保することを重視し玄関ドアにガラス部分が多くなる場合は、防犯合わせガラスを採用するなども考えられます。
ガレージから玄関までの移動しやすさ
日々の生活のなかで、特に車を使うことが多い家などは、ガレージから玄関までの動線にもこだわりたいところです。
ガレージと玄関を一体化させたり、土間続きでガレージと玄関をつなぐメリットはいくつかあります。
- 雨に濡れない(傘が必要ない)
- 買い物したものを運ぶ負担が少ない
- 子どもの送り迎え、親の介護などの負担が減る
- プライバシーを確保しやすいなど
カーポートから玄関まで一体の屋根を設置する場合は、外観の印象に与える影響が大きいためデザインにもこだわりたいところです。
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まとめ:デザイン住宅の第1印象を決める玄関にこだわろう
玄関は、家族が出入りする最後の空間であり、来客時にはお客様を最初に迎え、家の第1印象を決めるスペースです。
そのため、おしゃれな玄関を考えるうえで、デザインの統一感や素材の組み合わせにこだわることも大切ですが、収納計画や採光計画、あるいは照明などを含めてプランニングすることが必要になります。
同時に、玄関は外部から屋内への起点となる場所であるため、ガレージから玄関、玄関から各居室などへの動線設計が、日々の生活の利便性と移動の負担を決めます。
外観デザインではアプローチやガレージとの統一性や一体感、植栽を含めた外構のエクステリアデザインにこだわることで、家の印象を大きく変えられるでしょう。ぜひ参考にしてください。
吉満 博
ゼネコン、ハウスメーカーで建築設計に従事後、自身の住宅購入をきっかけに不動産売買事業を始める。不動産の購入から売却まで出口戦略、資産性踏まえた長期の視点で不動産コンサルティング・売買仲介サービスを提供。これまでの実務経験を活かし、2023年から不動産・金融メディア中心にライターとしても活動。自身のサイトで不動産売買や住宅ローン等のお役立ち情報発信。
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