建売住宅で後悔した事例8選!悔いなく物件を選ぶ方法・秘訣も解説

建売住宅で後悔した事例8選!悔いなく物件を選ぶ方法・秘訣も解説

建売住宅を検討している方のなかには、「物件選びに失敗して後悔したらどうしよう…」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。 マイホームは大きな買い物なので、事前に後悔しやすいポイントや失敗事例を把握してから購入するかどうかを決めることが大切です。 そこで本記事では、建売住宅に関する主な失敗事例とその原因を詳しく解説します。後悔しないための物件選びの方法・秘訣も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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建売住宅の後悔した失敗事例8選

建売住宅の後悔した失敗事例8選

建売住宅を購入した際に後悔してしまう主な失敗事例は、以下8つです。

  1. 手抜き工事された欠陥住宅だった
  2. 間取りや設備などが生活に合わず暮らしにくい
  3. 日当たりなどが内覧時のイメージと違う
  4. 外観や内装が安っぽくて恥ずかしい
  5. 建物の性能が低くて不快・不安
  6. オプションなどの想定外の出費で予算オーバーした
  7. もっとよい条件の建売住宅を見つけてしまった
  8. 入居後のトラブルの対応が大変

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

手抜き工事された欠陥住宅だった…

建売住宅の代表的な失敗事例は、入居してから手抜き工事のあとや不具合がいくつも見つかり、欠陥住宅だったことに気づいて後悔することです。
欠陥住宅の具体的な特徴としては、以下のような内容が挙げられます。

住宅の外部

  • 基礎や外壁などにヒビが入っている
  • 外構フェンスが正常に固定されていない
  • 屋根材が外れかけている…など

住宅の内部

  • 本来あるべき場所にクギやネジがない
  • 新築なのに雨漏りしている
  • 必要な場所に断熱材が入っていない
  • 扉や窓が正常に開閉しない
  • 床が大きく傾いている…など

実際はここまで問題がある建売住宅は少ないですが、残念ながら一部の悪質業者がこのような欠陥住宅を販売しているのは事実です。物件選びに失敗した事例といえるでしょう。

間取りや設備などが生活に合わず暮らしにくい…

建売住宅を購入した方のなかには、実際に住み始めてから以下のような点に気づいて後悔する方がいます。

間取り

  • 部屋が思ったより狭い
  • 収納が足りない
  • 家具を置くと扉が開けられない…など

設備

  • キッチンに家電を置く場所が足りない
  • 掃除しにくいタイプのトイレだった
  • 床暖房がついているがほとんど使わない…など

リフォームするには数十万円以上かかるため、手元の資金がなければ使いにくいと感じながらも住み続けるしかありません。
あとになって「思いどおりに設計できる注文住宅にすればよかった…」と考えてしまう方もいます。

日当たりなどが内覧時のイメージと違う…

建売住宅を内覧して決めたものの、引き渡し日を迎えた段階になって以下のような点に気づいて後悔する事例があります。

住宅の外部

  • 天気によって日当たりが変わってみると、外観の色が好みではないことに気づいた
  • 内覧時には建設中だった隣の家が完成し、自宅の広い範囲に影ができることがわかった
  • 周囲の環境が変わり、窓から見える景色が変わってしまった

住宅の内部

  • 天気や時間が変わると、思ったより日が当たらないことに気づいた
  • 依頼したオプション工事の仕上がりがイメージと異なる

すでに住宅ローンの融資もおりて引越しの手配も完了していれば、簡単にはキャンセルできません。
日当たりや景色の問題は生活していると毎日気になるので、「なぜこの家を選んでしまったのか…」と後悔する気持ちが続いてしまうでしょう。

外観や内装が安っぽくて恥ずかしい…

建売住宅のなかには、「ローコスト住宅」と呼ばれる低価格帯の物件があります。
ローコスト住宅は、高価格帯の建売住宅や注文住宅などに比べて低いグレードの設備や建材を使用することが多いです。
そのため、実際に住んでみると以下のような点が気になることがあります。

外観

  • デザインにオリジナリティがなく、似たような物件が多い
  • いかにも「量産された建売住宅」のように見えてしまう
  • 外壁の質感が安っぽい…など

内装

  • 壁紙がすぐにはがれそうなほど薄い
  • トイレや洗面台がプラスチック製で安っぽい…など

気になっている点を他人から指摘されたり、注文住宅を購入した知人からのマウンティングがあったりすると、せっかくのマイホームを恥ずかしく感じて後悔してしまうでしょう。

建物の性能が低くて不快・不安

入居してから気づく失敗事例のひとつに、建売住宅の性能面に関して不快・不安な気持ちを感じることが挙げられます。具体的には、以下のような内容です。

断熱性能

  • 暑すぎる、寒すぎる
  • エアコンが効きにくい…など

遮音性能

  • 上の階の足音が響く
  • 外の電車や車の音で夜眠れない
  • 子どもの騒ぐ声がうるさいと近隣からクレームが来る…など

耐震性能

  • 壁が薄く、大きな地震に耐えられるか不安
  • 実際に地震が来たときに大きく揺れた…など

建売住宅はリーズナブルに購入できる点が魅力であり、基本的には標準的な性能を備えるように設計されます。
高いグレードの断熱窓や遮音材を使用した注文住宅の品質を期待していると、物足りなく感じることもあるでしょう。
建物の性能は目に見えないため内覧時に見落としやすく、後悔しやすいポイントです。

オプションなどの想定外の出費で予算オーバーした…

建売住宅の失敗事例のひとつに、お金を使いすぎてしまうケースが挙げられます。具体的には、以下のような費用が予算オーバーになりやすいです。

オプション費用

  • 魅力的なオプションが多く、追加しすぎてしまった
  • 高いグレードの設備を選んだものの不要な機能が多く、標準で十分だったことに気づいた…など

諸費用

  • 物件本体の価格しか想定しておらず、住宅ローンの手数料や税金などの資金を用意していなかった
  • 貯蓄が不十分で、諸費用を現金で支払ったら生活が回らなくなった…など

物件の価格

  • 内覧したらどうしてもあきらめきれず、予定していたより高い物件を選んでしまった
  • 住宅ローンの返済計画の立て方が甘く、毎月の家計が苦しい…など

住宅を購入したあとのことを考えずに契約を進めると、「あのとき安いほうを選んでいれば別のことにお金を使えたのに…」と後悔してしまうでしょう。
建売住宅を購入する際の費用の具体的なイメージを知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

もっとよい条件の建売住宅を見つけてしまった…

建売住宅を購入した方のなかには、「別の建売住宅にすればよかった…」と後悔する方がいます。例えば、以下のような事例があります。

即決して後悔

  • 一目惚れした物件があり即決したが、あとからもっと魅力的な物件があることに気づいた
  • 軽い気持ちで内覧に行ったら営業担当者に「今決めないと売れてしまう」といわれ、その場で決めてしまった

見落として後悔

  • 契約したすぐあとにもっと好条件の物件を見つけてしまった
  • 有名ハウスメーカーしか頭になかったが、友人が知らないメーカーから同じような物件を割安で購入していた
  • 入居後、近所に魅力的な建売住宅が新しくできた

特に、契約したすぐあとのタイミングで別の物件が気になると、キャンセルするか迷ってしまうでしょう。
しかし、住宅を購入する際は数百万円の手付金を支払う必要があり、契約後に正当な理由なくキャンセルすると返金されないことが大半です。
最終的にあきらめきれないまま契約を進め、気持ちをなかなか切り替えられない方も少なくありません。

入居後のトラブルの対応が大変…

建売住宅の引き渡しまでスムーズに進んだものの、入居後にトラブルが起こって後悔する事例があります。例えば、以下のような内容です。

入居後すぐのトラブル

  • 一部工事が終わっていない状態で引き渡され、そのまま住宅会社と連絡が取れなくなった
  • 床なりや設備の初期不良があり連絡したが、放置された…など

入居してから数年後のトラブル

  • アフターサービスの窓口がない住宅会社を選んでしまい、自分で修理会社を調べて手配するのが大変
  • 故障などで販売会社に問い合わせると、担当者の態度が激変しておりまともに対応してもらえなかった…など

夢のマイホームを手に入れたはずが、トラブルの対応に追われると残念な気持ちを抱えながら生活することになってしまいます。住宅会社選びに失敗した事例といえるでしょう。

建売住宅の物件選びで後悔した原因3選

建売住宅の物件選びで後悔した原因3選

建売住宅を購入して後悔してしまった事例の原因は、以下3点です。

  1. 建売住宅を選ぶ際にあせってしまった
  2. 建売住宅を内覧した際のチェックが甘かった
  3. 注文住宅に未練を残したまま建売住宅を選んだ

事前に対策するためにも、失敗の原因を詳しく見ておきましょう。

原因1.建売住宅を選ぶ際に焦ってしまった

建売住宅は1点モノの商品であり、気に入った物件が見つかっても先に売れてしまう可能性があります。そのため、慎重な性格の方でも急いで決めてしまうことが多いです。
特に、人気の物件は複数の購入希望者があらわれることがあり、内覧時に即決してしまう方も少なくありません。
また、迷っている間に賃貸の更新時期が近づき、焦って契約してしまうケースもあります。
焦ると視野が狭くなるため、ほかの魅力的な物件を見落としやすいです。物件の細かい点や住宅会社の対応の違和感にも気づきにくく、失敗して後悔する原因になります。

原因2.建売住宅を内覧した際のチェックが甘かった

建売住宅は購入前に現物を確認できますが、初めて物件を見た方は間取りや壁紙・床の色などのわかりやすいところに目が行きやすいです。
また、複数の物件を比較することに気を取られやすく、一つひとつの物件のチェックが甘くなる傾向があります。
新築の建売住宅は家具や荷物がなくスッキリして見えるので、ひと目で気に入って冷静に判断できなくなる方も少なくありません。
しかし、手抜き工事のあとや断熱性能などの後悔しやすいポイントは、細かく観察しなければ気がつけません。
チェックポイントを知らないまま内覧すると避けるべき物件を見抜けず、失敗する原因になります

原因3.注文住宅に未練を残したまま建売住宅を選んだ

建売住宅よりも注文住宅のほうが比較的価格が高いため、予算の問題であきらめたり、初めから注文住宅を選択肢に入れていなかったりする方もいるでしょう。
しかし、注文住宅を建てた知人を見たり、SNSや雑誌で魅力的な注文住宅が紹介されたりするなど、購入してからも注文住宅に関する情報に触れる機会は多いです。
その際、建売住宅を選んだ理由を説明できない方や選んだ物件に自信が持てない方は、「注文住宅にすればよかった…」と後悔する気持ちが出てきてしまいます。
特に、価格面だけで判断して建売住宅を選んだ方ほど、気持ちが切り替えられず後悔する傾向があります。未練が残っていると、十分魅力的な物件を選んでいても失敗したように感じてしまうでしょう。

建売住宅で後悔しないためのポイント・秘訣

建売住宅で後悔しないためのポイント・秘訣

建売住宅を購入してから後悔しないためには、以下3つのポイントをおさえることが大切です。

  1. 建売住宅と注文住宅を徹底的に比較する
  2. チェックリストを用意してから内覧する
  3. 選んだ建売住宅を育てる意識を持つ

順番に詳しく解説します。

建売住宅と注文住宅を徹底的に比較する

まずは、建売住宅と注文住宅の特徴を徹底的に比較してみましょう。
「すべての選択肢を検討し、最善の選択をした」と自信を持てるくらい検討することが、後悔しないためのポイントです。
建売住宅と注文住宅を比較した際の違いは、以下のとおりです。

建売住宅

注文住宅

価格

  • リーズナブル
  • 建売住宅よりも高め

選びやすさ

  • 実物を見てから決められる
  • 物件数が多く迷いやすい
  • 実物がない状態で契約するため、完成時にイメージとの差が生じやすい
  • 外壁や床の色、間取りなど、選ぶ項目が多い

自由度

  • 間取りなどは変えられない
  • オプションで一部カスタマイズできる
  • ゼロから自由に設計できる
  • 土地の条件などによっては希望どおりにできないこともある

建物の性能

  • 標準グレードが多い
  • グレードを選べることが多い

契約から入居までの期間

  • 最短1ヵ月でのスピード入居も可能
  • 1年近くかかることが多い

将来の売却しやすさ

  • デザインや間取りにクセがなく、買い手が見つかりやすい
  • 個性的な家になりやすく、買い手が見つかりにくい

価格面以外のメリット・デメリットも総合的に比較し、ぜひご自身に合ったほうを選んで見てください
なお、建売住宅のなかには、間取りや設備をある程度自由に選べる「セミオーダー住宅」などもあります。
オプションなどでカスタマイズできる範囲も会社によって異なるので、具体的な住宅会社のホームページなどを調べながら比較してみることをおすすめします。
建売住宅と注文住宅との違いについては、以下の記事もあわせてご覧ください。

チェックリストを用意してから内覧する

建売住宅の物件選びで後悔しないためには、内覧時に細かくチェックすることが大切です。ポイントを見落とさないように、以下のようなチェックリストを持って行きましょう。

【内覧時の主なチェックポイントとやることリスト】

手抜き工事された物件
を見抜く

チェックポイント

  • 建物の外観・内観に異常はないか
  • フェンスのグラつきや扉の開閉不良はないか
  • 部屋の隅や収納のなかの仕上げは雑になっていないか
  • 床下や天井裏に雨漏りなどの不具合はないか

間取りや設備などが合わない物件
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チェックポイント

  • 歩いてみて移動しにくくないか
  • 家具や設備を置いても余裕がある広さか
  • 子どもが大きくなったり親と同居したりしても部屋数は足りそうか
  • ストレスなく掃除できそうな設備か

日当たりなどが悪い物件
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やること

  • 天気がよい日・悪い日、午前中・午後など複数回に分けて内覧する
  • 隣接する敷地に新築・建て替えのスケジュールを確認する

安っぽい物件
を見抜く

やること

  • 近隣住宅との外観のバランスをチェックする
  • 建材や設備は触って確認する

性能が低い物件
を見抜く

やること

  • 室内の温度や音、匂いを五感でチェックする
  • 性能に関する資料を見せてもらう

予算オーバーになる物件
を見抜く

やること

  • 標準仕様とオプション仕様の範囲を質問しておく
  • 諸費用や手付金の概算金額を聞いておく
  • シミュレーションサイトなどで住宅ローンの返済計画をチェックする

物件の見落としを防ぐ

やること

  • 似たような物件がほかにもないか、直近で建築する予定はないか質問しておく
  • 内覧時に即決しない

入居後トラブルになる物件
を見抜く

やること

  • アフターサービスや保証内容を質問しておく
  • 問い合わせ窓口が統一されているか確認する
  • 住宅会社・不動産会社の口コミを調べる

気になる物件が未完成で内覧できない場合は、似た条件の物件を探して内覧するのがおすすめです。図面や資料だけで選ばず、必ず実物を確認してイメージをつかみましょう。
買ってはいけない建売住宅を見抜く方法や、物件選びの際の具体的なチェックポイントについては、以下の記事もあわせてご覧ください。

選んだ建売住宅を育てる意識を持つ

建売住宅を購入して後悔している方のなかには、選んだ物件に大きな問題はないものの、「もっとよい物件を選べたのではないか」と考えてしまう方も多いです。
しかし、注文住宅も含めて幅広く物件を比較し、内覧時に細かくチェックしたうえで選んだ建売住宅であれば、十分快適に暮らせるはずです。
また、どれだけ慎重に選んでも、より好条件の建売住宅が新しく建てられる可能性はあります。
初めから完璧な状態の家を探すのではなく、選んだ物件を「育てる」感覚で家具を選んだりDIYを楽しんだりすることが、後悔しない秘訣です。
ぜひ魅力的な建売住宅を選び、理想のマイホームに作り上げてみてください。

建売住宅で後悔したくないならSHIRO

建売住宅で後悔したくないならSHIRO

新築・デザイン住宅SHIROが提供する建売住宅は、シンプルかつ洗練されたデザインが魅力です。
クロスや建具などのさまざまな要素を好みに合わせてカスタマイズできるため、建売住宅でありながら注文住宅のように一人ひとりにあった住まいが手に入ります。
また、約1,600棟以上の建売住宅を販売してきた経験やノウハウをもとに、後悔しないマイホーム選びができるよう手厚くサポートいたします。
マイホーム購入に悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:建売住宅で後悔するポイントをおさえて賢く選ぼう

まとめ:建売住宅で後悔するポイントをおさえて賢く選ぼう

建売住宅に関する失敗事例の主な原因として、物件選びの際に焦ってしまったり内覧時のチェックが甘かったりすることが挙げられます。
失敗しないためには、具体的なチェックリストを用意するなど、事前に準備を徹底することが大切です。
ただし、どれだけ慎重に選んでも、ほかの物件や注文住宅のほうが魅力的に見えて後悔する方もいます。
初めから完璧な物件を見つけることにこだわるのではなく、選んだ物件を理想の家に育てるつもりで暮らすことが後悔しないための秘訣です。
ぜひ本記事を参考にして失敗を未然に防ぎ、賢くマイホームを選びましょう。

吉本えり

吉本えり

二級建築士・整理収納アドバイザー1級資格保有。大学院まで建築学を専攻し、ハウスメーカーでの勤務を経てWebライターとして独立。建築、不動産、インテリアなど住まいに関する記事を執筆しています。執筆実績100記事以上。

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