建売住宅のオプションはいつ決める?おすすめ一覧と相場や流れ・期限を紹介

建売住宅のオプションはいつ決める?おすすめ一覧と相場や流れ・期限を紹介

建売住宅を購入する場合、内覧時の状態のまま住み始めるのではなく、収納や設備の追加・変更などのオプション工事をしてから入居することが一般的です。 オプションの内容を決める時間は限られており、スムーズに手配を進めるためには「どんなオプション」を「いつ決める」のか、全体の流れを把握しておくことが大切です。 そこで本記事では、建売住宅のオプションを決める流れや発注のタイミング・期限について詳しく解説します。おすすめのオプションと相場価格も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

SHIRO新規分譲地情報のご案内

現在分譲エリア拡大中です。
いち早くSHIROの分譲地情報が欲しい方はこちらよりご登録ください。

速報を受け取る

建売住宅のオプションはいつ決める?流れや期限を確認

建売住宅のオプションはいつ決める?流れや期限を確認

建売住宅のオプションはいつ決めるのか、いつまでに依頼する必要があるのか、具体的な流れと期限の目安を確認しましょう。

オプションを決めるタイミングは売買契約を済ませてから

建売住宅の購入手続きから引き渡しまでは、大きく分けて以下4ステップで進みます。

オプションを決めるタイミング
  1. 購入申し込み
  2. 契約
  3. 立ち会い検査
  4. 引き渡し

オプションを決める打ち合わせのタイミングは、契約日に「契約書へのサインと住宅ローンの本審査の申し込みを済ませたあと」です。
書類の手続きと打ち合わせには時間がかかるため、できれば丸1日予定を空けておくことをおすすめします。
なお、購入申し込みで物件を仮押さえしたあとに、住宅ローンの事前審査には3〜7日ほどかかります。
審査結果が出るまでは売買契約を進められないため、先にカタログなどの資料を受け取り、審査を待つ時間を活用してオプションを選ぶことが多いです。
あらかじめ資料を見てオプションの候補を絞り込んでおき、打ち合わせの際に不明点などを相談しつつ決めるとよいでしょう。

オプションの発注は引越しの1〜2ヵ月前まで

一般的なオプション工事の期間は、約1〜2週間です。設備や備品がそろった状態で生活を始めることを考えると、引越し予定日の1〜2ヵ月前までには内容を確定して発注する必要があります。
ただし、オプション工事を始めるタイミングは、工事の依頼先によって異なります。

工事の依頼先

工事の時期

売主
(メーカー純正のオプションを選べる)

引き渡しまでに工事完了

仲介会社経由で手配する施工会社
(系列会社などで割引を受けられることがある)

引き渡し後に工事開始

自分で手配する外部の施工会社
(自由に選べる)

売主に依頼する場合、引き渡しまでに工事を終えなければいけません。
打ち合わせの際に担当者から「この日までに決めてください」と期限を指定されますが、数日〜1週間ほどの短い期間になることが多いです。
一方、仲介会社に紹介された施工会社や外部の施工会社に依頼する場合、引き渡し後に工事を始めるため明確な発注期限はありません。
しかし、発注が遅れるほど工事も遅れてしまうため、新生活に必要なオプションは賃貸の退去予定日や引越し予定日などにあわせて早めに手配しましょう。
メーカー純正オプションにするか別会社に依頼するかの決め方については、「建売住宅のオプションに関するよくある質問」の章で詳しく解説します。

未完成の建売住宅のオプションを決めるのは着工まで

ここまで紹介したのは完成した建売住宅を購入する際の流れですが、完成前の建売住宅を契約する方もいるでしょう。
契約後に工事を進める物件の場合、間取り変更などもオプションとして選べる場合があります。そのため、オプションを決める期限は「着工日(工事を始める日)」までであることが一般的です。
なお、オプションの内容によっては工事が始まったあとで発注できることもあります。必ず不動産会社にスケジュールを確認してください。
建売住宅を購入する具体的な流れについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

建売住宅のおすすめオプションと価格相場一覧

建売住宅のおすすめオプションと価格相場一覧

建売住宅のオプションは比較的短い期間で決めるため、事前に主なオプションの内容や相場価格を把握しておくことが大切です。

  • 必須オプション
  • 人気のおすすめオプション

上記2つに分けて一覧で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

必須オプション一覧

建売住宅では、生活するために必要な設備・備品であるものの家族構成や生活スタイルなどによって好みが分かれるものは、標準仕様に含まれていないことが一般的です。
そのため、以下のような内容をオプションとして発注する必要があります。

オプション内容

相場価格

カーテンレール

約5,000円〜1万円/窓

エアコン

約7〜25万円/台

網戸

約5,000円〜1万円/窓

テレビアンテナ

約5〜10万円

必須オプションは、メーカー純正品を選ぶことが一般的です。引き渡し前に取り付け可能で、スムーズに生活を始められるためです。
外部の施工会社を選ぶ場合は、必ず引越しのスケジュールと調整して間に合うように手配しましょう。

決めてよかった!人気のおすすめオプション一覧

必須ではないものの人気があるおすすめオプションは、以下の一覧表のとおりです。

カテゴリ

オプション内容

相場価格

収納関係

棚・吊り収納追加

約3〜5万円/ヵ所

ハンガーパイプ追加

約5,000円〜1万円/ヵ所

室内物干し追加
(物干し竿をかけるための器具)

約2〜5万円/ヵ所

キッチン

ビルトイン型食洗機追加

新規追加:約10〜20万円
グレード変更:約2〜10万円

ガスコンロからIHコンロへ変更

約10〜15万円

カップボード追加

約20〜25万円/台

水回り

水栓変更
(タッチレス水栓、ハンドシャワー水栓などへの変更)

約5〜10万円/ヵ所

トイレ便座変更
(温水洗浄便座やリフトアップ機能付き便座への変更)

約2〜5万円

窓・建具

シャッター・面格子追加

シャッター:約5〜10万円/窓
面格子:約2〜3万円/窓

防犯フィルム追加
(窓ガラスを強化するフィルム)

約1〜3万円/窓

玄関カギ変更
(スマートキーなどへの変更)

約5〜10万円

ソフトクローズ追加
(はさまれ防止のために扉などをゆっくり開閉させる部品)

約5,000円/ヵ所

電気関係

コンセント追加

約5,000円〜3万円/ヵ所

照明追加

約1〜2万円/ヵ所

床・壁紙

フロアコーティング
(汚れやキズをつきにくくする加工)

約15〜50万円

壁紙変更
(消臭・防水・マグネットなどの機能がついた壁紙へ変更)

約1,000円〜1,500円/㎡

床暖房追加

約50〜250万円/部屋
(15畳ほどを想定)

外回り

バルコニー屋根追加

約20万円

屋外コンセント追加
(電気自動車の充電や屋外照明、庭での作業用に外壁に設置するコンセント)

約3〜5万円

オプションを追加するほど魅力的な住宅になりますが、その分だけ費用もかかります。予算にあわせて優先順位をつけて決めましょう。
必須オプションも含めて、総額で400万円〜500万円ほどになる方が多いです。

建売住宅のオプションを決めるうえで大切なポイント

建売住宅のオプションを決めるうえで大切なポイント

建売住宅のオプションは好みにあわせて自由に決められますが、後悔しないためには以下のポイントをおさえることが大切です。

  • オプションを住宅ローンに組み込むなら早く決める
  • 保証・アフターサービスを意識してオプションを決める
  • 予算を設定してからオプションを決める

順番に詳しく解説します。

オプションを住宅ローンに組み込むなら早く決める

建売住宅のオプションに関する費用は「住宅の取得に必要な費用」とみなされ、住宅ローンに組み込めることが多いです。
できるだけ手元の資金を残したい方は、金額が大きいオプションだけでも早めに選び、事前審査の段階で契約金額に入れておきましょう。
本審査の段階で大幅に契約金額を変えるのは難しく、事前審査で想定した金額を超える分は自己資金で支払うことになるためです。
なお、住宅ローンに組み込めるのは、原則としてメーカー純正オプションに限られます。オプション工事をどこに依頼するかは、資金計画も考えながら決めましょう。

保証・アフターサービスを意識してオプションを決める

オプション工事を安く済ませるために個別に選んで発注した方のなかには、不具合が発生したときに問い合わせ先がわからず困ってしまう方も少なくありません。
価格面だけではなく、必ず工事会社の保証やアフターサービスの内容を確認したうえでオプションを決めましょう。
アフターサービスを重視するなら、できるだけメーカー純正のオプションでそろえるのがおすすめです。
また、別会社にオプション工事を依頼する場合、内容によっては新築保証の対象外となる点に注意が必要です。
例えば、引き渡し後に別会社にテレビアンテナの施工を依頼し、外壁や屋根に穴を開けて取り付けたケースを想定しましょう。
その後、アンテナを取り付けた場所の付近から雨漏りが生じた場合、建売住宅の新築保証は適用されず、有償修理となる可能性が高いです。
オプションの依頼先を決める前に、新築保証の範囲や適用条件を確認しておくことをおすすめします。

予算を設定してからオプションを決める

建売住宅のオプションを一つひとつ選んでいくと総額を把握しにくく、あとから「お金をかけすぎた…」と後悔する方もいます。
あらかじめ、「オプションの予算は500万円まで」などのように具体的な上限金額を決めておきましょう
予算を超えてしまう場合は、以下のオプションを優先して決めるのがおすすめです。

  • 購入後に手配するのが難しいオプション(メーカー純正のオプションなど)
  • 求めるライフスタイルを実現してくれるオプション(食洗機などの時短設備、掃除をラクにするフロアコーティングなど)
  • 個別に発注すると費用が高くなりやすいオプション(電気工事など)

なお、建売住宅を購入する際は、オプション費用のほかにも住宅ローンの手数料などの諸費用が必要です。これから資金計画を立てる方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

建売住宅のオプションに関するよくある質問

建売住宅のオプションに関するよくある質問

最後に、建売住宅のオプションに関するよくある質問を紹介します。

  1. 建売住宅のオプションは自分で手配してもいいですか?
  2. 建売住宅のオプションは値引き交渉できますか?
  3. 建売住宅のオプション工事に立ち会いは必要ですか?

オプションを決める前に、気になる疑問や不安を解消しておきましょう。

Q1|建売住宅のオプションは自分で手配してもいいですか?

建売住宅のオプションの一部は、ご自身で選んだ別会社へ発注できます。ご自身で手配するかどうかは、以下の基準で決めるのがおすすめです。

売主に依頼するオプション
(メーカー純正のオプション)

  • 新生活に必須のオプション
  • 建物本体とのデザイン・おさまりの調和や仕上がりの美しさを重視したいオプション
  • 簡単な工事で変更できるオプション

例)

  • カーテンレール
  • エアコン
  • 網戸
  • テレビアンテナ
  • カップボード
  • 食洗機・水栓・照明・玄関カギ変更…など

別会社に依頼するオプション

  • 入居後ゆっくり決めても生活に支障が出ないオプション
  • 市販品やDIYで対応できるオプション

例)

  • 外構工事
  • カーテン・ブラインド
  • 照明(スマートライト)…など

なお、別会社に工事を依頼する場合、住宅ローンに組み込めない点や工事内容によっては新築の保証から外れてしまう点に注意してください。

Q2|建売住宅のオプションは値引き交渉できますか?

建売住宅のオプションを決める際には見積書が提示されるため、そのタイミングで交渉することも可能です。
複数のオプション工事をまとめて発注すれば、工事会社が効率的に作業できるので値下げにも応じてもらいやすいでしょう。
ただし、値引きできる金額に限度はあり、大幅な値下げ交渉は避けたほうが無難です。
不具合が起こった際に修理を依頼するなど、工事会社とは工事完了後にも接する機会があります。トラブルを避けるためにも、交渉するかどうかは慎重に判断することをおすすめします。

Q3|建売住宅のオプション工事に立ち会いは必要ですか?

売主にオプション工事を依頼する場合、工事への立ち会いは不要です。すべて工事が完了した状態で引き渡しを受けます。
売主以外の施工会社にオプション工事を依頼する場合は、物件のカギの管理方法により以下2パターンに分かれます。

  1. 工事会社へ「工事キー」と呼ばれる専用のカギを預け、立ち会い不要で工事が進む
  2. 施主(住宅の購入者)が工事の際にカギを開け、工事中ずっと立ち会う

「工事キー」とは、特殊な構造をした仮のカギです。施主が所有する「本キー」を一度でも使うと、工事キーでは開けられなくなります。
引越す前であれば、工事キーを預けて立ち会い不要で進めることが可能です。しかし、先に引越してしまった場合、施錠や荷物の管理のためにも立ち会わなければいけません。
先に荷物や家具を搬入すると工事の効率が悪くなり、破損や盗難のリスクもあります。できる限りオプション工事を終えてから入居できるようにスケジュールを決めることをおすすめします。

新築・デザイン住宅のSHIROは建売住宅オプションが満載

新築・デザイン住宅のSHIROは建売住宅オプションが満載

新築・デザイン住宅SHIROが提供する建売住宅は、オプションが充実しており自由にカスタムできる点が魅力です。
余白のあるシンプルなデザインを意識しているため、ライフスタイルや好みに応じてオプションを選びやすくなっている点も選ばれる理由になっています。
オプションを決める際は、プロの設計士やインテリアコーディネーターがご要望をヒアリングし、ご予算にあわせて最適な内容を提案いたします。
不動産業界で長年培ってきた豊富な経験や実績から、住宅ローンの手続きや入居準備なども手厚くサポート可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ:建売住宅はオプションをいつ決めるか意識しながら購入しよう

まとめ:建売住宅はオプションをいつ決めるか意識しながら購入しよう

建売住宅は購入手続きから入居までスピーディーに進むため、特に迷いやすいオプションをいつ決めるのか、いつまでに依頼する必要があるのかを把握しておくことが大切です。
一般的には売買契約を交わしたあとに打ち合わせし、引き渡しや引越しの予定日から逆算して期限を決め、工事を手配する流れです。
また、売主に工事を依頼するか自分で手配するかによって、スケジュール感や立ち会いの有無などが変わります。
ぜひ本記事でご紹介したおすすめオプション一覧を参考に、早めに検討を始めてみてください。

吉本えり

吉本えり

二級建築士・整理収納アドバイザー1級資格保有。大学院まで建築学を専攻し、ハウスメーカーでの勤務を経てWebライターとして独立。建築、不動産、インテリアなど住まいに関する記事を執筆しています。執筆実績100記事以上。

SHIRO新規分譲地情報のご案内

現在分譲エリア拡大中です。
いち早くSHIROの分譲地情報が欲しい方はこちらよりご登録ください。

速報を受け取る

KEYWORDS

  • #建売住宅・分譲住宅
  • #住宅購入

RECOMMEND

関連記事

  1. TOP>
  2. COLUMN>
  3. 家のコト>
  4. 建売住宅のオプションはいつ決める?おすすめ一覧と相場や流れ・期限を紹介>