平屋と2階建てでかかるコストはいくら?どっちがいい?違いも含めて解説

平屋と2階建てでかかるコストはいくら?どっちがいい?違いも含めて解説

2階建てが主流である一戸建てですが、近年は平屋建てにも注目が集まっています。 平屋建てか2階建てかを考えるときに、最初に気になるのが住宅コストの違いではないでしょうか。土地から取得する場合は、土地代金と諸費用が必要となるため資金計画にも影響します。 もっとも、平屋にするか2階建てにするかは、購入コストだけでなく、長期の視点で生活のしやすさや維持費の違いを含めて判断しなければなりません。 そこでこの記事では、平屋と2階建てのコストや長く生活するうえでの違いについて比較しながら解説します。それぞれに向いている人の特徴も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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平屋か2階建てかはコストと住みやすさで比較

平屋と2階建てを比較する場合、建築費や維持管理費などコスト面に加えて、住みやすさも比較することが大切になります。

次の表は、平屋と2階建ての特徴や違いを6つのポイントで比較したものです。

比較ポイント

平屋と2階建ての違い・特徴

土地取得費

2階建てと比べ広い土地面積が必要となる平屋の方が高くなりやすい。エリアによっては土地探しに時間がかかる場合もあります。

建築コスト

一般的には、2階建てより平屋の方が坪単価(1坪当たりにかかる建築費)は高くなる傾向。ただし、バルコニーや階段などの工事が必要ない分、総費用では2階建てが高くなるケースもあります。

維持管理費用

水回りの数や場所を集約しやすく、外壁や屋根のメンテナンス工事で足場を組む必要性が少ない平屋は、2階建てより抑えやすい。一方、土地が広くなると固定資産税などの税負担は大きくなりやすい。

間取り・住みやすさ

一般的には、すべての居室、通路をフラットかつコンパクトに1階にまとめやすい平屋の方が住みやすい。老後の生活においても上下階の移動がなく、バリアフリーに対応しやすい平屋は無駄のない間取りにしやすい

安全性・プライバシー

すべての居室が1階に位置する平屋は、2階建てと比べるとプライバシー性や防犯性に対する配慮が必要とされます。

外からの侵入経路となるドアや窓について、防犯対策がより重要になります。

災害リスク

地震に対しては、構造的に安定しやすい平屋の方が強い一方、水災リスクに対しては被害が大きくなりやすい。

それぞれの比較ポイントについて次章から詳しく解説します。

平屋と2階建て比較|土地取得費

土地から取得する場合、同じ広さの家を建てるとしても、平屋は2階建てに比べ必要な土地面積が広くなるため、土地取得費が高くなる傾向があります

これは、敷地に建てられる建築面積、延床面積の上限が、都市計画法の用途地域ごとに制限されているためです。

例えば、「建ぺい率60%、容積率200%が指定されている地域に、延床面積が100㎡の建物を建てる」とした場合に必要となる土地面積を比べてみましょう。

  • 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積(建物を上から見たときの面積)の割合
  • 容積率:敷地面積に対する延床面積の割合

平屋の場合

平屋の場合、建築面積と延床面積120㎡を同じとすると、建ぺい率が60%の地域で必要となる土地面積は次のとおりです。

・120㎡÷0.6(60%)=200㎡

2階建ての場合

一方2階建ての場合、総2階建て(1階と2階が同じ面積)の間取りであれば、およそ必要な建築面積は60㎡(120㎡÷2)で済みます。そのため必要な土地面積は次のようになります。

・60㎡÷0.6(60%)=100㎡

2階建てでも1、2階の間取りによって必要な土地面積は変わりますが、通常、平屋より2階建てのほうが土地取得費を抑えやすいといえるでしょう。

平屋と2階建て比較|建築コスト

建築コストで比べた場合、一般的に平屋の方が2階建てより1坪当たりの建築費(坪単価)は高くなる傾向があります。

平屋建ての坪単価の目安は60〜80万円と言われており、2階建てより建築坪単価が高くなりやすい要因として、建築面積が広い分、基礎や屋根の施工面積が広くなることが挙げられます。

建築費のなかでも、基礎工事や屋根工事が占める割合は少なくありません。施工面積が広い分、必要な資材や工事費は増えるため坪単価は高くなりやすいといえます。

もっとも、坪単価ではなく総コストでみた場合、2階建てのほうが高くなるケースもあります。

これは、2階建ては、平屋より階段室やバルコニーの工事が必要となったり、廊下の面積が多くなることで延床面積が広くなりやすいためです。

2階建てでリビングを吹き抜けにする間取りであれば、吹き抜け部分は原則として延床面積には含まれないものの施工面積は増えるため建築コストは高くなりやすいでしょう。

建築コストは、同じ床面積でも間取りや仕様、設備によって変わりますが、平屋と2階建ての特徴を踏まえて比較することが大切です。

平屋と2階建て比較|維持管理コスト

平屋と2階建ての維持管理費用を比べた場合、一般的には平屋のほうが2階建てよりコストがかかりにくい傾向にあります。

これは外壁や屋根、水回りのメンテナンス費用が平屋建てのほうが抑えやすいためです。

採用する屋根材や外壁材によりますが、外壁や屋根のメンテナンスはおよそ10〜15年程度で必要になります。

2階建ての場合、塗り替えや張り替え作業には足場を設置しますが、平屋の場合、建物の高さが低い分、足場面積が少なくできます。状況によっては足場なしで作業するケースもあるでしょう。

そのため、平屋は2階建てより屋根・外壁のメンテナンス費用は抑えやすいといえます。

また、2階建ての場合、2階にもトイレや洗面などを設置することもあり、平屋と比べると水回り設備が多く、給排水管の交換などのメンテナンス費用が高くなります。

もっとも、平屋建てで広い土地を購入する場合は、固定資産税や都市計画税の負担が大きくなる点に注意が必要です。建物の固定資産税なども、屋根や外壁の量が多くなりやすい平屋の方が高くなる傾向です。

平屋と2階建て比較|間取り・住みやすさ

平屋は、2階への移動がなくバリアフリー仕様にしやすいため、高齢になっても住みやすい間取りといえます。

家事動線を考えても、1階にすべての居室が集まっているため、洗濯や掃除の際の移動の負担が少なく効率的に家事をこなしやすいでしょう。

また、2階建てでは子どもが独立した後、2階部分を物置きくらいでしか使わないケースも少なくありません。

この点、平屋であれば部屋数を減らし1部屋を広くしたり、通路や水回りを拡張するなど、年齢を重ねても生活しやすい間取りへリフォームしやすいといえます。

ただし、平屋の場合、家族同士の距離が近くコミュニケーションが取りやすい反面、家族間でもプライバシー面への配慮が必要です。年齢や性別が異なる兄弟、生活時間帯が異なる家族がいる場合、生活音が気になるかもしれません。

また一般的に、平屋は2階建て以上に周辺環境の影響を受けやすいといえるでしょう。

隣接する土地や近隣にマンションなどの高い建物が建つと、採光や風通しに影響しやすい平屋建ての場合、特に周辺環境や用途地域などの確認が重要になります。

平屋と2階建て比較|防犯性・プライバシー

平屋では外部からの侵入経路となりうるドアや窓がすべて1階にあるため、2階建て以上に防犯性に対する対策は重要になるでしょう。

また、すべての居室や開口部が1階にある平屋の場合、道路や近隣の建物からの視線が届きやすくなるため、プライバシー性についても配慮が必要です。

プライバシーの確保のためには、フェンスや塀、植栽などを設置し外部から見えにくくする工夫が考えられる一方、防犯面からは、なるべく死角を作らないオープンな外構計画にすることも考えられます。

平屋は2階建て以上に防犯性とプライバシー両方に配慮する必要性が高いといえます。

平屋と2階建て比較|災害リスク

2階部分がない平屋は、柱や壁などの構造体にかかる荷重が少なく重心が低いため、地震に強い間取りといえます。

また、地震の揺れは高層になるほど大きくなるため、家財や電化製品などの転倒や落下の危険性は抑えやすいといえるでしょう。

もっとも、2階建てでも地盤を含めて耐震性が高い建物にし、地震の揺れの影響を少なくすることは可能です。

一方、集中豪雨や河川の氾濫、地震による津波などの水害が現実化した場合、1階にすべての居室がある平屋は、床上浸水や家財への被害が大きくなる可能性が高くなります。

水害リスクの少ない土地探しや地盤や基礎を高くするなどの対策の必要性は、2階建てより高いといえるでしょう。

平屋が向いている人

ここまでの平屋と2階建ての特徴を踏まえ、平屋が向いている人について解説します。

  • 将来までバリアフリーの生活を重視したい
  • 一定の広さの土地を確保できる
  • コミュニケーションをとりながらコンパクトな生活をしたい

将来までバリアフリーの生活を重視したい

老後を見据え、上下階の移動が不要でバリアフリーな生活環境を望む人には、平屋が適しているでしょう。

すべての移動が1階で完結する平屋は、効率的な家事動線としやすく、外部への出入りがしやすいため、長く生活するほどメリットは大きいといえます。

また、2階建ての場合、子どもの独立後部屋が余ることは珍しくありません。平屋では夫婦2人の生活スタイルや趣味に合わせた間取りに変更しやすいでしょう。

老後の生活の中で車いすが必要となった場合も、バリアフリーにして通路幅を広げる、水回りを広げるなどの対策をしやすく、年齢を重ねても安心して生活しやすいといえます。

一定の広さの土地を確保できる

すでに一定の広さの土地を保有している、あるいは予算的にも問題なく一定の広さの土地を確保できる人は、平屋も有力な選択肢になるでしょう。

一戸建てを購入する場合、土地取得費と建築費のバランスが大切です。2階建てより必要な土地面積が広くなる平屋の場合、土地の購入費用が高く予算的に厳しくなる可能性もあります。

特に、地価の高い都市部や利便性の高い駅近くなどでは、土地取得費が高くなりやすいです。建築費にあてる予算が少ない、あるいは総予算が想定よりオーバーしないよう注意しなければいけません。

一戸建ての場合、最初に土地取得費と建築費ならびに諸費用を踏まえた資金計画を考える必要があります。予算的に広い土地を確保できる人は平屋に向いているといえるでしょう。

コンパクトな間取りで家族間のコミュニケーションを大切にしたい

すべての居室が1階に集約される平屋の特徴として、日常生活のなかで家族間のコミュニケーションが取りやすいことがあげられます。

一定のプライバシーに配慮することも大切ですが、家族間のコミュニケーションを大切にしながら生活したいなら、平屋の間取りは向いているでしょう。

夫婦2人だけ、あるいは子ども1人だけなど比較的家族の人数が少なく、延床面積を抑えながらコンパクトな間取りで暮らせる方にも平屋はおすすめです。

2階建てが向いている人

次に、平屋より2階建てが向いている人の特徴について解説します。

  • 利便性の高い地域で生活したい
  • 家の広さを確保したい
  • プライバシーやセキュリティ面を重視したい

利便性の高い地域で生活したい

都市部や駅近くの利便性の高い場所は、平屋より土地の取得費が抑えやすい2階建てがおすすめです。

利便性の高いエリアでは、平屋を建てられるまとまった広さの土地を確保することが難しい場合もあるでしょう。

また、都市部や駅近くでは前面道路の交通量や人通りが多く、駅近くの商業地域では近隣に高い建物が建つことも少なくありません。

そのため、平屋より防犯性やプライバシー、採光を確保しやすい2階建ての方が建てやすい場合もあるでしょう。

なお、将来的に住み替えや家の売却を予定している場合も、利便性の高い地域であれば資産性を維持しやすく売却しやすいといえます。

家の広さを確保したい

立地にもよりますが、広い床面積を確保しゆったりとした家を建てたい人は2階建てが向いている可能性があります。

なぜなら、同じ床面積でも平屋より2階建てなら必要な土地面積を抑えられ、土地取得費が少なくなりやすいからです。

また、平屋で広い家を建てたいとなると、エリアによってはなかなか土地が見つからない、あるいは見つかっても資金計画として厳しい場合もあるでしょう。

広い土地を必要とすると固定資産税など購入後の維持費の負担も考えなければなりません。

プライバシーやセキュリティ面を重視したい

外部からのプライバシー性やセキュリティを重視したいなら、平屋より2階建てが向いています。

マンションと異なり、前面道路や隣地からの距離が近い戸建ての場合、外部からの目線が気になりやすく、プライバシー性を重視するなら2階建てが向いているといえます。

また、年齢や性別の異なる子どもがいる、集中できる仕事場を確保したいなどプライバシーや独立性を確保できる間取りを重視するなら、2階建てがおすすめです。

さらに、防犯性の面では、一般的に平屋は採光を確保するための窓が多く、2階建てと比べるとセキュリティ面でのリスクが高くなります。

外部からの視線や防犯面について、なるべく気にせず暮らしたい人は、2階建てが向いているといえるでしょう。

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まとめ:平屋と2階建てはトータルコストと住みやすさで判断しよう

住宅購入にかかるコストは、以下の3つです。

  • 土地取得費
  • 建築コスト
  • 購入後の維持管理費用

平屋と2階建てではそれぞれ違いがありますが、できるだけ長期の視点で住宅コストを考えることが重要です。

立地や建物の広さによって一概には言えませんが、2階建てより平屋建ての方がトータルコストが高くなるケースもあります。

また、快適性や安全性などはお金では計れない価値があります。平屋か2階建てかを検討するうえで、コスト以外にも住みやすさや安全性、災害リスクなども含めて判断しなければなりません。

そのためには、まず無理のない資金計画を立て、住まいに求める優先順位を明確にしたうえで平屋にするか2階建てにするかを決めましょう。

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2階建てと平屋で迷っているという方もお気軽にご相談ください。

吉満 博

吉満 博

ゼネコン、ハウスメーカーで建築設計に従事後、自身の住宅購入をきっかけに不動産売買事業を始める。不動産の購入から売却まで出口戦略、資産性踏まえた長期の視点で不動産コンサルティング・売買仲介サービスを提供。これまでの実務経験を活かし、2023年から不動産・金融メディア中心にライターとしても活動。自身のサイトで不動産売買や住宅ローン等のお役立ち情報発信。

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