余白があるからこそ、時代やまちと混ざりあうことができる 〜 草加煎餅丸草一福 高橋元一さん 〜
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埼玉県の東南部に位置し、東京都に隣接する草加市。市内には綾瀬川や中川が流れ、水と緑を身近に感じながらのびのびと子育てができる環境です。ファミリーでの移住先としても最適な草加市。支援制度や教育環境など、子育て情報を一挙にご紹介します。
目次
草加せんべいの街として有名な埼玉県草加市。奥の細道の名勝地の一つである草加松原、昭和39年(1964年)に設立された獨協大学なども、特徴的なスポットとなっています。高度経済成長期には、マンモス団地と呼ばれた国内最大級の松原団地が誕生。東京のベッドタウンとして昭和38年に人口5万人を突破。その後も徐々に人口が増え、現在は25万人を超える大きな都市に成長しました(※草加市ホームページ 草加市の概要より https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1301/030/020/040/PAGE000000000000050275.html)。
草加市は、埼玉県の川口市、越谷市、吉川市、東京都足立区などと隣接。市内を走る東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)は、東京メトロ日比谷線と東京メトロ半蔵門線に直通。東京スカイツリーや上野動物園には電車で20~30分程度、大手町や渋谷にも乗り換えなしで到着します。都心へのアクセスが良く、家族での休日のおでかけはもちろん、通勤や通学も便利。職場や学校選びの幅が広がります。
また、草加市内には新田西口商店会や、わいわいロード商店街など、29の商店街があります。各商店街で行うイベントなどもあり、アットホームな雰囲気が残る街並みも魅力的です。
草加市は、こども家庭庁がすすめる「こどもまんなか宣言」の趣旨に共感・賛同し、アクションに取り組む自治体として、「こどもをまんなか」にした街づくりを推進中。子育て支援センターをはじめとした相談窓口の設置、高校生までの医療費支給制度や各種手当など、子育て世代へのサポートが充実している自治体です。
特に子育てについて相談できる場所が多く、環境が整っているのが特徴。市内の児童館・児童センターで、定期的に相談会を実施。子育て支援コーディネーターが、草加市で子育てをする人を対象に相談に応じてくれます。それ以外に、電話相談や子育て応援・情報サイトでの情報収集などもできるので、不安や心配事があれば、どんなことでも気軽に相談ができます。
また、放課後子ども教室や交流センター、市内の子ども食堂のほか、冒険松原あそび場、せざき冒険あそび場「わくわくパーク・アミーゴ」など、子どもたちが自由に集まり、友だちと遊べる居場所がたくさん用意されている街です。
草加市子育て支援センター
0~18歳未満の子どもとその家族に関することなら何でも相談ができる、子育て支援センターを設置。子育て全般、子どもの発達、親や家族のことなど、困っていることや悩んでいることを、子育て支援コーディネーターや家庭児童相談員、ケースワーカー、保健師など、各分野の担当が相談にのってくれます。来所のほか、電話による相談も受付。
https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1605/PAGE000000000000034815.html
そうか子育て応援・情報サイト「ぼっくるん」
草加市が運営する子どもと子育て家庭のための情報サイト。市内の子育てに関するニュース、支援制度や保育施設、公園や遊び場、急病夜間クリニック情報などを発信。ママ・パパにとって必要な情報がまとめて確認・検索できる、子育て世代のためのお役立ちサイトです。
https://www.soka-bokkurun.com/
親子のひろば のび~すく
草加市シルバー人材センターが運営する親子のための広場。ママ・パパと子どもたちが好きなときに集まり、仲間たちと遊んだりおしゃべりしたりして、ほっとくつろげる空間。子育て中のママ・パパがいつでも自由に訪れ、交流できる場所になっています。
https://webc.sjc.ne.jp/soka/center_7
草加市立松原児童青少年交流センター「miraton(ミラトン)」
カードゲームやおもちゃで遊べるエントランスホール、リビングのように使えるごろごろコーナー、宿題や読書などをして静かに過ごせるラーニングスペース、スポーツに使えるホールなど、子どもと若者を中心に、大人まで誰でも気軽に利用できる施設です。
放課後こども教室
事前に登録すれば誰でも参加できる放課後子ども教室。小学校の授業終了後、教室や校庭などを使用して、安全に過ごせる居場所を提供しています。子どもたちは友だちと遊んだり、宿題をしたりして自由に過ごし、コーディネーターや児童サポーターなどのスタッフがそれを見守ります。
https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1602/010/010/030/010/02.html
災害時子ども安心メール
災害などの緊急時の子育て支援施設における子どもの状況や施設の対応について、保護者へ知らせる災害時子ども安心メールを導入。対象施設は、保育園、児童クラブ、家庭保育室など。混乱しがちな災害時に速やかに情報が届き、不安の解消、お迎えの参考になります。
https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1603/020/010/040/PAGE000000000000032165.html
草加市内の子ども食堂
草加市内に16か所の子ども食堂が運営され、食事に困っている子どもやその家族が温かい食事を食べられます。子どもは無料もしくは100円程度、大人は200~300円程度の低価格で食事ができ、経済的な理由で十分な食事をとれない家族を、地域のボランティアや民間団体が支援しています。
https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1601/010/010/070/PAGE000000000000068331.html
子どもの医療費助成
通院時の子どもの医療費助成は「中学校卒業まで」でしたが、令和6年(2024年)4月1日診療分から、「18歳の年度末まで」に拡大。0歳から高校3年生(18歳到達後最初の3月31日)まで、保険診療分については、窓口での負担はなし。安心して医療機関を受診できます。
※対象とならない医療費や、医療機関によっては対応が異なる場合があります。くわしくは公式ホームページで確認してください。
https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1601/010/010/030/PAGE000000000000078240.html
令和6年度の待機児童は24人
草加市が公表している令和6年度4月1日時点の待機児童数は24人。昨年度の23人、一昨年の13人から若干増加しています。増加の理由は、一部地域への人口流入や保育士不足などが考えられます。待機児童の減少のために保育施設の整備が進められています。
出典:草加市 令和6年度4月保育所等待機児童数 https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1603/020/010/010/PAGE000000000000077292.html
草加市公表 令和6年度 保育所等園別・クラス別 待機児童数 https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1603/020/010/010/R6.4-taiki.pdf
草加市 令和7年度に向けた保育所等の整備方針等 https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1603/020/010/010/PAGE000000000000080980.html
特色ある保育、食育に力を入れた保育施設
草加市内にある保育施設は70施設以上。完全自園給食の提供など、食育に力を入れている保育施設が目立ちます。英語や体操、音楽、ピアノ、絵画など、専門講師を招いた特色ある保育を行っている施設も複数あります。
スポーツスクールは、サッカーと野球をはじめ、バスケットボール、新体操、スイミング、フットサルなど、選択肢が豊富。創立40年を迎えるフットボールクラブ、老舗バレエスタジオなど、長年地域に愛されるスクール、年代別日本代表などレベルの高い選手を育成してきた実績のあるサッカースクールがあります。年齢や子どもの希望にあわせて、やりたいスポーツ・習い事を選択できる環境です。
学習塾は、大手の個別指導塾が多くあり、ほとんどが小・中・高校生・浪人生まで対応。目的・レベルに合う学習塾を選択することができるでしょう。
【サッカー】明光サッカースクール
元プロ選手や、FIFA(国際サッカー連盟)・JFA(日本サッカー協会)公認ライセンスを取得したコーチが指導。個人の夢や目標、得意・不得意をふまえ、一人ひとりに合うコーチングで子どもたちの技術を伸ばします。年代別日本代表、Jリーグで活躍する選手も多数輩出。
【野球】新栄ジャガーズ
草加市少年野球連盟所属、JSBB公認学童コーチが在籍する野球チーム。新栄小、安行東小、清門小、戸塚小、戸塚南小、慈林小の小学生と園児を中心に、野球を楽しみたい子が集まり、土日に小学校で練習しています。プロ野球選手の野球教室、季節や節目ごとのイベント、公式戦だけでなく練習試合や親子試合も毎年開催。
https://saitama.pop.co.jp/shineijaguars
キャンプ場がありBBQもできる「そうか公園」、市内中心部にありお祭りやイベントも開催される「まつばら綾瀬川公園」、広大な芝生広場が特徴の「松原団地記念公園」など、一日中遊べる大きな公園が草加市内に点在。
無料遊具や噴水広場など、子どもがよろこぶ設備を備えた中規模・小規模の公園も市内に多数あり、自宅の近くで遊びたいときや、子どもたちだけで遊びたいときも利用しやすい距離にあるでしょう。公園の充実度は、市内だけではありません。隣接する越谷市、川口市、吉川市などにも大きな公園があるので、天気がいい日に家族でおでかけするのもおすすめです。
草加駅近くの「草加マルイ」や、「モールプラザ草加」のほか、近隣には「イオンレイクタウン(越谷市)」などの大型ショッピングモールがあり、ファッションや雑貨などのショッピング、グルメ、イベントなども楽しめる環境です。
また、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)を利用すれば、「スカイツリー」や「上野動物園」、「すみだ水族館」など、埼玉県寄りの都内の名所も20~30分程度で到着。都内にも気軽に遊びに行ける距離です。
そうか公園
四季折々の草木に囲まれた総合公園。園内の四季の森では、春は200本ある満開の桜、秋はモミジやカエデ、イチョウなどの紅葉が楽しめます。そのほか、ひょうたんの形をした修景池、ピクニックに最適な芝生の広場、無料で遊べる遊具広場などがあり、休日を満喫できます。キャンプ場もあり、デイキャンプやBBQも可能。
https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1805/010/010/010/020/a02/a01/09.html
草加松原遊歩道
旧日光街道の綾瀬川沿いには、約1.5kmに渡って美しい松並木が続いています。634本の松が植樹された一帯には、石畳の散策道が整備され、ウォーキングコースとして市民に親しまれています。札場河岸公園や太鼓型の百代橋・矢立橋などを巡りながら、ゆったり散歩を楽しめます。
https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1410/010/020/010/01.html
草加せんべいの庭
草加名物のせんべいの手焼体験ができるテーマパーク。職人がせんべいを手焼きする様子を不定期で見学できるほか、子どもや大人もせんべいの手焼き体験ができます。体験後は、草花に囲まれたカフェで草加せんべいソフトクリームなどのオリジナルメニューを堪能。
https://www.yamakosenbei.co.jp/?page_id=91
旭天満
万治元年(1658年)に建立された、由緒ある町の鎮守様。350有余年の間、住民に親しまれ、学問の神様として崇敬されてきました。1月は初天神、5月・9月は例祭が行われ、特に新年の初詣には毎年地元の参拝者でにぎわいます。受験生をはじめ、お宮参りや七五三のお祝い、家内安全、無病息災を願う住民が訪れ、心の拠り所になっています。
ROCK CUBE(越谷市)
南越谷ラクーンにあるボルダリングジム。子どもも大人も一緒に、全身を使って登る楽しさを味わえます。体験コースの用意もあり、スタッフが安全に登るためのポイントや登り方を教えてくれるので安心。室内なので雨の日もOK。
キャンプナノ越谷キャンプ場(越谷市)
イオンレイクタウンの近くにあるキャンプ場。宿泊プランや日帰りプラン、持ち込み可能な日帰りBBQプランなどから、滞在時間・プランを選べます。タープやテーブル、焚火台などのレンタルも可能。日によって、ペット同伴OKの日もあり、家族で過ごす休日にぴったり。
草加市に家族で暮らす2人のパパに、暮らしやすさや子育て情報について聞きました。草加市ならではのおすすめポイントをご紹介します。
「戸建てを構えやすく家族で快適に暮らせる街」
(草加市在住パパのSさん・Nさん)草加市は都内と比べて広い住居スペースを確保しやすく、家を建てたいと思っている人に最適です。例えば、都内だとどうしても3階建ての狭小住宅が多くなりますが、草加市なら車庫付き、2階建てでゆったりとした戸建てを構えることができ、家族で快適に暮らせます。
ベッドタウンということもあり、スーパーやドラッグストアをはじめ、そのほか暮らしに必要なものが何でもそろい、生活に不便を感じることはありません。どこへ行くにもアクセスが良いのもポイント。東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)は、東京メトロ日比谷線、半蔵門線直通で、銀座や恵比寿、渋谷など、乗り換えなしで都内の主要駅にアクセス可能。市内には、幹線道路も多数走っているので車移動の人も、近隣の市や都内に移動しやすく便利です。
そうか公園などの遊具のある大きな公園は、休日の定番スポットになっていて、無料で子どもと遊べるので助かっています。東京23区で3番目に大きい、足立区の舎人公園も近いのでおすすめです。
また、子どもが小さい頃は、シルバー人材センターが運営している「親子のひろば のび~すく」をよく利用していました。子どもが幼稚園に入るまでは親同士のつながりをつくりづらいですが、こうした施設を利用することで、早いうちから顔見知りのママ・パパが増えて安心感がありました。草加市は子どもを育てる環境としても良い街です。
「こどもをまんなか」にした街づくりを推進している草加市は、その宣言通り、子育て世代へのサポートが充実しています。子育て支援センターの設置はもちろん、2024年4月から「高校3年生まで」に拡大した子どもの医療費助成など、子どもを持つ親として安心して子育てができる体制が整っているといえます。相談できる場所や機会も比較的多く、思い悩んだり孤立することなく子どもを育てることができるでしょう。
都心ほど窮屈さを感じることなく、のびのびと暮らせる草加市。「都内に家を建てるのは難しい、でも東京に近いところに住みたい」、「都内よりも自然豊かな場所で子育てがしたい」。そんなファミリーにおすすめの街です。移住先として検討しているなら、ぜひ一度、草加市を訪れてみてください。
※掲載内容は、2024年12月時点の情報です。最新の情報は、自治体や各施設のホームページでご確認ください。
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